概要
アニメ映画『ふれる。』に登場するキャラクター。
本作の主人公である小野田秋、祖父江諒、井ノ原優太が生まれ育った故郷の島にいたハリネズミのような謎の生物。
触れた相手の心の声を聴くことができるという不思議な力を持つ。この能力のおかげで3人は互いに友だちとなるきっかけを作ることが出来た。
島では「人と人を繋げる神のような妖怪のような存在」として神聖化されており、その伝説が絵本にもなっている。
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もう一つの隠された能力
「ふれる」には、上述の通り触れた相手の心の声を聴くことができる能力があるが、その能力には悪意や問題の種となりそうなものをブロックするフィルターが存在している。
そのため、心の声を聞いた相手にはそういった本心が伝わらず、それが中盤で3人の不和をもたらしてしまう。
その結果、「ふれる」は3人の仲を取り戻そうと3人を謎の空間に連れ出して様々な試練を与える。その甲斐あって3人は「ふれる」に頼り切って関係を築いていたことに気づき、改めて「ふれる」に頼らずに友達として関係を再構築させることに成功する。
しかし、「ふれる」はその無茶が祟ったのか、はたまた自身を必要とせずとも人と人が繋がれるようになったことへの孤独感なのか、突如能力が暴走。都心の至る所に自身の糸を撒き散らし、それに触れた街の人々が喧嘩を起こすなど大パニックを引き起こしてしまう。
しかし、秋や諒、優太の「これからも一緒にいよう」という説得により「ふれる」の暴走は収まり、その身体は白い綿玉のような姿へと変化した。
その後は、秋とともに彼が進む新たな新天地・静岡県へと旅立った。