概要
2005年に放送された「トリビアの泉」(「トリビアの種」コーナー)内において、「日焼けした肌色を絵の具でうまく塗るにはどのような色を使えばいいか?」という視聴者からの質問に対し、「松崎しげるの肌の色を絵の具で作る場合の割合は?」という形で制作が行われた色。
松崎は芸能界屈指の「日に焼けた肌」の持ち主として知られ、その色味は通常の「はだいろ」(現在はうすだいだい、ペールオレンジなどの名前が一般的)や「ちゃいろ」だけでは正確な表現が難しい複雑なものである。
番組はサクラクレパスの「マット水彩・12色絵の具」を用いて、松崎しげる本人に絵の具を塗って、分光放射輝度計※を利用して色の確認・色の再配合を繰り返し、約6時間かけて「まつざきしげるいろ」を完成させた。
なお、企画には千葉大学工学部情報画像工学科の教授(当時)、三宅洋一が参加しており、松崎の肌に色を塗る作業を担当したのは日本画家の下田義寛である。
この「まつざきしげるいろ」を含む絵の具セットは番組で抽選プレゼントとして配布された後、フジテレビ内の土産物店でも販売されていたが、現在は販売終了していることがサクラクレパス公式Twitterで時折アナウンスされている。
なお、マット水彩の選出理由は「日本で最もよく使われている絵の具だから」とのことである。実際に学童向けの教材としても用いられることが多い。
その後、2017年にJOYSOUNDがプロモーションサポーターを務める松崎にちなみ、「本物の『松崎しげる色』はどれ?」と称したキャンペーンを実施した。キャンペーン看板や公式サイトでは顔の色の濃淡が異なる5人の松崎が掲載され、「本来の松崎の肌色」を選んで応募すると「黒い」景品が当たるという企画であった。
なお投稿者は当時12歳の少女が小学校の授業で、好意を抱いていた少年の似顔絵を描くことになるも上手くできなかったことからこの種を投稿したのだが、そもそも少女本人は松崎しげるを知っていたのか、検証に年齢の離れた中年男性に参加してもらって何を思ったのだろうか...。
※ごく簡単に言えば、光(この場合は見えている「色」のこと)を波長ごとに分解して、割合を測定する装置のこと。
比率
まつざきしげるいろの比率は黄色25%(#3):朱色45%(#18):緑色14%(#29):白色16%(#50)である(なお、この比率は上記のサクラクレパスの絵の具を配合した際の比率の為、絵の具によっては再現できない場合がある)。
なお、RGB表記では#A55A4A となる。