概要
ブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士三日月宗近×一期一振のBLカップリング。
一期一振の容姿
また一部ファンの間では、一期一振は「再刃」前は現在の直刃ではなく、弟の一人である男の娘、乱藤四郎と同じく乱れ刃であったことから、昔の一期一振は乱藤四郎に似た容姿だったのではないかとささやかれている。
また、再刃前の一期一振を、現在と大きく性格の違うキャラクターとして描く場合「天下一振」という呼称を使用している場合もある。
これは『春湊浪話』ほか、一部の書物にて一期一振の可能性が高い太刀が「天下一振」と書かれていたことによる呼称だが、実際に「一期一振=天下一振」だったことを確約する資料は存在せず、現段階でこの説の確実性は薄い。
夫婦刀
元の持ち主が夫婦であったことから、刀剣乱舞ファンの中で一期と三日月を指して「夫婦刀」と呼ぶ場合がある。
しかし、一期一振は天正18年、秀吉の晩年期に毛利家から献上された説が有力。
三日月宗近は高台院から徳川秀忠に送られる以前の伝来についてはこれを裏付ける史料がないため、確定していない。 高台院の手に渡った時系列が秀吉の死後なのか生前なのかも不明である。
つまり、この二振りが「夫婦刀」として呼称された記録はない。あくまでも二次創作で使われる呼称の一つである。
発生経緯上、BL二次創作以外の場所で「夫婦刀」の単語を使用するのは避けたほうがいい。
夫婦刀の定義について
一部ネット上では『一つの鋼から分けて作られた刀』や『予め対となるように作られた刀』こそ「夫婦刀」だといわれているが、これを裏付けるような根拠は見当たらない。また、刀剣用語にそもそも「夫婦刀」という単語は存在せず、その単語が使用されたケースは創作上、伝説上のエピソードに拠るところが多い。
そもそも日本で夫婦刀といえば、坂上田村麻呂の愛刀とされる「ソハヤノツルギ」、伝説上では田村の妻とされる鈴鹿御前(立烏帽子)の「大通連」のことを指すのが一般的である(pixiv百科事典における「夫婦刀」の記載もこれに準拠している)が、この「ソハヤノツルギ」と「大通連」が同じ鋼であるという設定はなく、拵えが対であるという設定もない。田村麻呂の伝説が語り継がれてゆくうち、夫婦が所持していたことを根拠に「夫婦刀」としての説話が付け加えられていったのではないだろうか。