概要
COMICFUZで2022年7月24日から2024年9月8日まで連載されていた漫画作品。
作者は秋ヨシカ(pixivアカウント)。
単行本は芳文社の芳文社コミックス/FUZコミックスから発売されている。
全4巻完結。
あらすじ
肉を食べる植物「肉植」に世界は支配され、動物はほとんど滅んでしまった。
みどりとさくらの姉妹は大手通販会社“Jungle”の物流倉庫に逃げ込み、なんとか命を繋いでいる。
幼くてわがままな妹の食欲を満足させるために、みどりは手に入る食材を工夫してさまざまな料理を提供する。
登場キャラクター
- 種田みどり
15歳。5月4日生まれ。
ひとりっ子だったが、母親の再婚によりさくらの姉になった。
以前は仕事で忙しい母と認知症の祖母と暮らしていて、料理を担当していたため料理スキルはかなり高く、限られた食材からさまざまな料理を作り上げる。
小学生の頃はスイミングを習っていたが、祖母の介護にかかりきりになったので辞めざるを得なかった。
再婚前の名字は「金城(きんじょう)」。
- 種田さくら
みどりの妹。9歳。2月11日生まれ。
ニューヨーク育ちで、しばしば英語で喋る。
肉植の花粉にアレルギーのような症状を起こしてしまうため、防護服無しでは外出できない。
そのため、普段は倉庫で荷物の整理をしたり、テレビゲームをして過ごしている。
父親は製薬会社の社長で、金銭的に裕福だった。
- 勝生(かつお)
子ブタ。
肉植によって母親を亡くし、自身も食べられかけていたところをみどりに助けられた。
肉植に食べられたため後ろ足が無い。
当初はさくらの要望によりトンカツになるところだったが撤回され、姉妹のペットになる。
- あおい
みどりの母。
明るく楽天家な女性。料理知識は乏しい。
風俗で働いていて、デリヘルもやっていた。
仕事が忙しく会える時間は少なかったものの、娘を深く愛していた。
- 吉岡ももこ
みどりと幼稚園からの幼馴染。
市長の娘。
用語
- 肉植
動物などありとあらゆる肉を苗床にして育つ植物。
葉は肉厚で、見た目は「不気味な多肉植物」といった感じ。
周囲をよく見ると花粉のようなものが舞っている。
切ると血のように赤い液体が吹き出す。
養分になる動物が多い場所だとよく育ち、ビルくらいのサイズになることもある。
肉植との因果関係は不明だが世界の気候がめちゃくちゃになっており、夏野菜も冬野菜も栽培できる。