ゆんゆん(怪異症候群)
ゆんゆん
『怪異症候群2』のキャラクター。
本作の実質ラスボスであり「人間でも怪異でも妖怪でもない、次元の亀裂から出て来た『何か』」と説明されている。
物部天獄が死の間際リョウメンスクナを媒体に呪いを発動。それによって菊川市の中心に邪悪なエネルギーが集まり、1週間以内に大災害が引き起こされるという状況になる。
その影響によって次元が歪んだことから出現するようになり、調査にやって来た氷室等と死闘を演じることとなる。
公式の裏設定によれば「全てが謎の存在。不安定な次元の狭間から、ひょんと出てきたらしい」。
このため立場的には完全なぽっと出である。しかし演出的にはホラーゲームとは思えないほどラスボス感のある熱いバトルでもある。
姿は白髪の女性で、長い髪の先端の方を赤い髪留めで結んでいる。
ゲーム内では上半身だけのような姿に見えるが、公式サイトでは下半身も確認でき、巫女の衣装の袴が黒い版を着用したような姿が確認できる(ゲーム内では背景が真っ黒なため、下半身が見えなくなってしまっている)。
薙刀による瞬間移動攻撃から、ビーム、火炎放射、竜巻まで、様々な技を使用する。まさにラスボスに相応しい強さを誇る。
一撃必殺の奥の手も持っており、氷室では到底敵う相手ではない……はずだった。
調査にやって来た氷室を異次元に引き込み戦いを挑む。
今までの怪異とは比べ物にならない多彩な攻撃手段で氷室を苦戦させるが、氷室もまた今まで培った力を用いて食い下がる。
そこでゆんゆんは、エネルギーを収束した大爆発で一気に勝負を付けようとする。
「全ては塵と化す!!」
いくら強者とはいえ氷室は人間。その攻撃に抗うことなどできるわけがない……はずだった。
しかし氷室もまたゆんゆんにはない力を持っていた。
「何故死なない!?」
姫野美琴が密かに渡していたお守りが氷室を守っていたのだ。
世界の理から外れた孤独な侵略者と仲間たちの想いに支えられた守護者。どちらが勝つかなど明白であった。
最期は大技の反動で動きが止まったところに氷室の一撃を受けて敗北。異次元世界諸共消え去った。
この後、氷室は真のラスボスと最後の一戦を演じる。