概要
遠山えまによりなかよし2009年6月号から2015年7月号まで連載されていた少女漫画。
作者によると略称は『×しな(バツしな)』で、略さずに言う時は『××』を飛ばして読むとのこと。
また、なかよしラブリーの2010年冬の号・春の号・秋の号に番外編が掲載された。
続編となる「わたしに××しなさい! カップル編」が、なかよし2018年4月号から7月号まで連載された。
2018年3月から4月にかけてテレビドラマが毎日放送とTBSで放送され、同年6月に実写映画化もされている。なお、テレビドラマについてはTBS系列に参加している地方テレビ局の一部でも放送された。
テレビドラマの放送時間は15分であったため、花とゆめに連載されていた赤瓦もどむ作の漫画作品「兄友」のドラマ版と合わせてのコンプレックスとなっていた。
ケータイ小説のネタとしてラブを知る為に、クラスの小悪魔系男子と『恋愛ごっこ』を繰り広げる女の子の奮闘を描く。
作者の連載漫画では初めて、コミックスの巻数が2ケタを超えた作品でもある。
また、作者の別漫画『かみかみかえし』『ジミコイ』は本作と同時に制作・連載されていた。
ストーリー
生まれつきのツリ目と冷え性のせいで友達が出来ない女の子『氷室雪菜』。
『絶対零度の雪女』と恐れられている彼女には、超人気ケータイ小説家『ユピナ』という裏の顔があった。
唯一の悩みと言えば、他人が寄り付かない為に『ラブ』だけがどうしても理解できず読者の期待に応えられない事。
けれどある日、雪菜はクラスメイトの男子『北見時雨』の黒い秘密を知ってしまう。
時雨はゲーム感覚でクラスの女子達を次々とオトし、誰からも好かれる好青年を演じていたのだった。
「わたしのこと、好きになりなさい」
時雨の弱みを握った雪菜は、ラブを知る為に彼を脅迫する事に決める。
絶対服従・恋のミッションが始まった。
主な登場人物
※CVはドラマCD版のもの。