注意:「アイドルマスター」と名乗ってはいるものの、THE iDOLM@STERとは一切無関係である。
正直作者のなぎり京は、何故わざわざバンダイナムコにケンカを売るようなタイトルを付けたのか・・・。
そしてちゃお編集部も小学館も、何故このタイトルにOKを出したのか・・・。
ストーリー
主人公の宇佐美萌花(うさみ・もか)は体が弱かったため小学校・中学校には数えるほどしか通っておらず、入学した高校の星越学園で晴れて夢の高校生活を送ろうとしていた・・・が、なぜかクラスメイトは全員TVでしか見たことのなかった芸能人ばかりであった。
どういうわけか、萌花は芸能科のクラスに編入されてしまっていたのである。
芸能科のアイドル達とのドタバタ劇が幕を開ける・・・
主な登場人物
- 宇佐美萌花
星越学園1年1組に入学した普通科の女生徒。体が弱かったため、小学校及び中学校には数えるほどしか通っておらず、普通の学校生活に憧れていた。
しかし星越学園の1年1組は芸能科で、萌花以外のクラスメイトが全員売れっ子のアイドルや芸能人であるため、実際に学校に登校しているのは萌花一人だけということがしばしばある(序盤は特に顕著)。
- 雪村綾音
星越学園芸能科に属する女生徒で、国民的アイドル。
独自のファッションブランドを持っており、萌花をモデルとして使ったことがある。この際も、後述の3人が萌花を手助けすることを織り込んで企画を立てるなど、計算高いところがある。
- 常盤蒼吾
星越学園芸能科に属する男子生徒で、カリスマアイドル。萌花自身も、彼が出演している映画は全部見ており、DVDも持っている。
- 塚本郁巳
星越学園芸能科に属する男子生徒で、アイドルの一人。萌花は彼がデビューした当時から大ファン。
- ルイ・ブラット
第4話にて登場。日系アメリカ人で、映画「パイレーツ・オブ・ハワイアン」の主役を務めるほどの人気俳優。本人曰く「欲しいものは必ず手に入れる主義」とのことで、宇佐美萌花と一緒にいるために星越学園に転入した。
余談
星越学園は芸能科がある高等学校であり、アイドル系の漫画やゲームにしばしば登場する「アイドル養成のための学校(※1)」ではない。
宇佐美萌花が芸能科クラスに編入されたのは、「芸能科の生徒がフツーの感覚を無くさないように、芸能科のクラスに普通科の生徒を1人入れる」のが星越学園の方針故であり、「宇佐美萌花がマネージャー・プロデューサーなどの『アイドルを陰から支える裏方』(※2)という形で、芸能界と関わりたい」わけでもない。
※1:『学園アイドルマスター』の初星学園や、『アイカツ!』のスターライト学園およびドリームアカデミー、『うたの☆プリンスさまっ♪』の早乙女学園、『あんさんぶるスターズ!』の夢ノ咲学院など。
※2:『うたの☆プリンスさまっ♪』の七海春歌や、『あんさんぶるスターズ!』の転校生ちゃんなどに相当する立場。
本
2013年から2015年にかけて3巻発行されたが、いずれも巻末にはなぎり京が描いた短編漫画が掲載されている。
2024年現在、紙のコミックスは絶版状態だが電子書籍では購入可能である。
- アイドルマスター(2013年9月初版発行)
- 同時収録:「お兄ちゃんだもん☆」(ちゃおデラックス2009年初夏の大増刊号にて掲載)
- アイドルマスター~プレミアム~(2014年7月初版発行)
- 同時収録:「GO! GO! はるるくん!」(ちゃおデラックス2011年冬の超大増刊号に掲載)
- アイドルマスター~レジェンド~(2015年2月初版発行)
- 同時収録:「GO! GO! はるるくん! 水着でGO♂GO♀パラダイス♥」(ちゃおデラックス2012年春待ち超大増刊号に掲載)
- 同時収録:「パパじゃナイドル!?」(ちゃおデラックス2010年春待ち超大増刊号に掲載)
関連タグ
THE iDOLM@STER:ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が開発したアイドル育成ゲームシリーズ。2005年にアーケード版をリリースして以来20年近く続く長寿コンテンツであり、「アイドルマスター」と言えばネット内でもリアル世界でもほぼ間違いなくこちらを指す。