アザーナンバーズ
あざーなんばーず
アザーナンバーズとは、イラーナンバーズとは深い関わりのあるロボット達の事。
Dr.イラー自身が開発したのではなく、それぞれ別の人物によって製造されている。
各ナンバーズの生い立ちに含まれているロボット達で、今ではイラーナンバーズの友人関係に当たる。
001:スクープウーマン
真実を追求し、世界中の事件や事故を追っている女性型のフリージャーナリストロボット。
かつては大手の放送局に勤めていて、人間の男性記者のパートナーとして活躍していたが、
とある事件の最中に男性が殉職してしまい、しかも会社は彼が命懸けで掴んだ情報を揉み消してしまい、
その事からマスコミ組織そのものに疑問を持った彼女は、相棒であるキジ型ロボット『ケン』と共に
局から離れ、フリージャーナリストになったと言う。しかしある日、エネルギー切れで倒れていたところを
ニンジャウーマンに発見され、研究所でエネルギー補給を受けてから、ちょくちょく研究所に
顔を出すようになった。そのため、バッチの撮影やライブの宣伝をいち早く行ったと言う。
一度首を突っ込んだ事はとことん調べ上げなければ気が済まない性格で、
記事のためなら多少法を犯す事も厭わない。全身の各所にカメラやマイクなどの記録装置を搭載しており、
ゴーグルには赤外線センターや暗視スコープの機能も搭載している。足には一時的に浮かべる
ブースターも備えており、高音寒冷水中でも取材出来るタフなボディーの持ち主。
キジ型のケンは彼女のサポートメカであり、仕事の相棒兼親友である。両足にバーが発達しているため、
スクープ程度の重さなら長距離を輸送する事が出来、体内には記録メディアと遠距離カメラを
内蔵している。特殊武器はカメラのフラッシュを最大限に高めて周囲の目を眩ませる
『シャッターフラッシュ』と、ケンを剣型に変形して攻撃する護身用の
『スザクノタチ』。ちなみに、ドクターイラー氏からのコメントの中に出て来た『????』は、
実は彼女である。
002:エスカルゴマン
カタツムリ型の農業用ロボットとして開発されたのだが、ある日に雷に打たれ、
農業用の機能が殆ど破損してしまった。そのため『もう、私は人の役に立てません』と言い残し、
自らの意志で廃棄処分を申し出たのだが、その矢先にとある資産家が彼の資料管理能力を買い、
司書に迎え入れ、新たな人生を歩み出し始めた。行方不明になったマジマルを保護してくれたのも本人で、
それ以降からイラーナンバーズの友人となるのだが、当初は目を合わす事すら出来なかったほどの
人見知りだったらしい。元々読書が好きで、本を読みやすく並べて管理するのを趣味にしていたほど、
紙の本に思い入れがある様子。主人や知り合いからは『マイちゃん』の愛称で呼ばれており、
可愛い物が好きで、お菓子やぬいぐるみを作る事が趣味。そのため外見では女性型に見えるが、
事実上男性型、所謂『**男の娘**』である。しかし雷に打たれた事で不思議な能力に
目覚めるようになる。特殊武器は周辺にバリアを張る『エスカルゴシェルター』と、
触れたロボットの過去の記録データを読み取る『メモリーリード』。
003:エイドマン
桐山ナンバーズのナースウーマンや鋼音ナンバーズのメディカルウーマンの後輩に当たる
看護師ロボット。常に医療の最前線で活動しており、生死を間近で見続け、医療とは本当に必要なのか、
命を長らえさせる意味とは何かに付いて、常にグレーゾーンにいる自分に悩みつつも、
出来る事を全力でやり抜く熱血漢である。メディファルコンの開発に当たり、
医療知識のアドバイスを授けてくれた人物でもあり、それ以来からイラーナンバーズの友人となる。
瑣末な事にも全力で当たる真面目な性格で、ナースウーマンのセクハラ染みた事を言われても
真面目な反応で返すので、当人にはからかわれている自覚がない。麻酔効果のある電磁波発生器や
人間の自然治療力を補助するナノマシンを搭載している。休日は静かにクロスワードパズルをして
過ごすと言う。特殊武器は電磁波で神経を麻痺させる『パラライズショック』と、
ナノマシンに細胞の活動を活発化させて治療を補助する『ナノリペアエイド』。
004:スカウトマン
ロボットオンリーの『スットコチーヨ芸能プロダクション』に所属するスカウトロボット。
マネジメントやプロデュースなども手掛けているのだが、スカウトするロボットが尽く事件を起こして
芸能界を追放されると言う嫌なジンクスの持ち主。猪突猛進な性格で、余り後先考えていない様子。
元々人型のボディーを持っていたが、企画ライブ後にとらふせナンバーズのタートルウーマンを
『**某大魔王役』としてスカウトしようとした時に、彼女の静かなる怒りで破壊されてしまった。
その後残骸がガーディアンフォースに発見され、辛うじて現場に残された名刺を頼りに会社に連絡し、
回収後に中古のエアーマンタイプのボディーにコアを移す事で復活し、現在の姿となった。
それ以来イラーナンバーズを恩人として見入れるようになり、お礼としてお菓子を贈りに
研究所に来るようになる。ストプロ所属以前の経歴は謎に包まれているが、
事実上彼の行動で多数のロボット達の怒りを買ってしまっているため、嫌われ者なのは確からしい。
サングラスを愛着している。特殊武器は強化プラスチック製の名刺を高速で連射する
『スカウトカッター』と、テレビ局などの芸能関係者以外立ち入り禁止の場所に入る事が出来る
『フリーパス』。
005:インクウーマン
インク工場で働く調肉補助用ロボット。Dr.イラーの先輩に当たる科学者が開発したロボットで、
ゲームマンの頃からナンバーズのボディーカラーインクは彼女に作ってもらっていた。
それ以降スナイパージェーンなどのイラーナンバーズのボディーカラー用のインクを製作しているため、
それ以来からナンバーズとは友人関係となる。もちろんその事で企画ライブで客として来ていたが、
その時乱入して来たクイーンマンを見て以来、どこか気に入ったのか、大ファンになった。
発注された色のインクを大量生産するのが主な仕事で、個別に色を作って売る事もあり、
ぞにけんナンバーズのペイントウーマンはお得意様らしい。色作りに関しては
天才的な才能の持ち主だが、意外な事に絵心はからっきしで、バイキングウーマンみたく
化け物染みた似顔絵を描く。美的感覚を疑われている人だが、それでも彼女の作り出す色は
深みがある美しい色である。無邪気で明るい性格で、チャイルドナンバーズとは気が合う。
特殊武器は着弾すると分裂して飛び散る特殊インクの球体を撃ち出す『インクボム』と、
それの効果を打ち消す溶剤を放つ『ペイントクリア』。ちなみにモデルは
実際ドクターイラー氏が勤めていた印刷工場にあったインクを混ぜ合わせる機械である。
006:グラスウーマン
街の片隅にある小さなガラス工芸店を一人で営んでいるガラス製品生成ロボット。
かつては恩師である伝説のガラス職人(人間)の弟子と助手であったが、
師の年のために他界してしまい、現在は彼女がその技術の全てを継承している。
だが仕事を優先する余りに自身の体調を崩してしまい、過労とエネルギー切れが原因で
倒れてしまう事も。しかしそんなある日、買い物中に裏道をぶらついてガラス工芸店に辿り着いた
レーザーウーマンは倒れていた彼女を発見し、彼女の介抱により救われ、
それ以来レーザーとは親友同士となる。店の経営、賞品製作、接客を一人でこなす多忙なロボットだが、
上品で気さくな性格であるために、人やロボット問わずに人気がある。
しっかりしたロボットでもあるため、仮にイラーナンバーズに入っていたとしたら
女性ナンバーズのリーダーになっていたかもしれない。師匠から受け継いだ些細なガラス細工は、
外国の王族が好んで買い付けに来るほど。レンズや防弾ガラスなどの製造も手掛け、
『ガラスの魔術師』の異名を持つ。小型溶鉱炉の腕でガラスを溶かし、
手のひらからそのガラスを出して造形する。特殊武器はどろどろに溶けた高温のガラスで
敵を包み固める『メルトグラス』と、特殊な点を見切ってガラスを砕く『グラスブレイク』。
007:フォークリフトマン
港や空港で働く可変式の大型貨物荷役ロボット。フォークリフトに変形し、
人には運べないトン単位の荷物を軽々と持ち上げる怪力の持ち主。アザーナンバーズの中でも
かなりの古株で、イラーナンバーズが誕生するずっと以前から活躍している。
そのためロックマン9で言うと、法律において期限切れになっているにもかかわらず、
現場の仕事仲間の計らいで仕事を続けて来た。スピードウーマンが出稼ぎ時代に
バイトで港の荷物の積み下ろしをしていた時の上司であり、彼女を褒めて伸ばしてくれていた。
そのため、仕事に厳しいスピードの性格は彼の影響による物である。仕事には厳しく、
いつも怒鳴り声を上げているが、豪快でサッパリした親分肌な性格で、多くの後輩に慕われている。
赤E酒を日に1本開けるほどの酒豪で、趣味はカラオケ。音痴の上マイクを離さないタイプなので、
付き合わされる方は溜まった物ではないが、彼の人望はそれを補って余りある。
スピードは彼の事を『親方』と呼んでいる。特殊武器は強い腕力で目の前の敵を天高く突き上げる
『リフトアップスロー』と、フォークリフトに変形する『トランスフォーム』。
ちなみにインクウーマン同様、モデルはドクターイラー氏が勤めていた工場で
実際使用していたフォークリフトである。
008:クリアウーマン
クロックマンとアラームマンが以前行った時空取り寄せ実験により、未来から来た
ミッドナイトウーマンの同時に異世界から来た謎多き浄化ロボット。長い旅の果てに
自分がやって来た原因はイラーナンバーズの実験である事を突き止めた彼女だが、
別次元に繋ぐワームホールの発生は偶発的な物であり、もう一度出現させるにはリスクがあり過ぎる事を知り、
別の方法で変える手段を探し始める。行く先々で汚染を浄化していく彼女は救世主と呼ばれ、
都市伝説にもなっている様子。意思のある金属『ライブメタルモデルC』をパートナーに連れ、
世界中を旅している。普段は家庭用として大差ない能力だが、モデルCと一体化する事で
高い能力を持つ姿に変身する。汚染された空気や水を浄化する不思議な力を持っているが、
道のオーバースペックが詰まっているため、詳しい機構は一切不明である。
特殊武器は二刀流のビームソードで攻撃する『ツインクリアソード』と、
通常姿から戦闘モードへ切り替える『ロック・オン』。ちなみに、
彼女の世界観と能力はロックマンゼクスとほぼ同じだが、設定上では同じ文明を持った
別次元から来たと言う事になっているので、ミッドナイトと同じ未来から来ていない。
更にモデルはスーパーファミコンに発売された『**ルドラの秘宝**』の主人公から。
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