声優:置鮎龍太郎
概要
斬魔大聖デモンベイン及び機神咆吼デモンベインの過去にあたる小説「斬魔大聖デモンベイン―機神胎動」で活躍していた魔術師。
平凡な青年だったが、意味のわからない文字を眺めるだけで、漠然と全体の意味を掴み取る才能を持っていた事を買われて、豪商の養子として向かい入れられ、従姉妹となったウアルダを妻として娶る事になった。
満ち足りていた日常は、偶然手に入れてしまった魔導書【流血祈禱書】を探していたダークネス・ドーンの”ラアル・ロブディ”によって壊され、家族を殺されてしまう。
生きる気力を失い過ごしていた頃、エジプトから来訪した黒い人物との会話から復讐者として歩む選択をして、様々な手段を駆使してアル・アジフを見つけ出して契約した。
”ラアル・ロブディ”を探す復讐の旅の中に出会った覇道鋼造とオーガスト・エイダ・ダーレスと出会い、彼らの言葉に影響を受けながら共闘する事になった。
バルザイの偃月刀を使った接近戦を得意とし、鬼械神アイオーンを駆る。
小説「斬魔大聖デモンベイン―機神胎動」の終盤で、覇道鋼造の拳銃を元に魔術「魔刃鍛造」の応用で拳銃を生み出す術を身に着ける。
最終的に復讐を終えたが、不完全な状態で追ってきたズアウィアと限界の状態なのを押してアイオーンを召喚して応戦。
切り札として召喚されたが破壊されたデモンベインを己の全てを使って復元し、戦いの後で怨嗟の言葉を述べるアル・アジフへ声をかける途中で力尽きる。
デモンベインを信じろ。あれは人間のための鬼械神だ
機神飛翔デモンベイン
斬魔大聖デモンベイン及び機神咆吼デモンベインにてアルルートの「人の世界に戻ってきたエンド」後、アナザーブラッドがアル・アジフの記憶を利用して生み出した悪夢の世界にてアル・アジフの見た夢が"逆介入(カウンター)"として働き、夢の住民という形で出現する。
危険に陥っていたアル・アジフや大十字九郎の関係者を救った後、復活したばかりのズアウィアを鬼械神アイオーンを召喚して応戦。
他の「無限螺旋の世界」の記憶も持っているらしく、それらしい台詞を口にしている。
全ての黒幕の計略によってアル・アジフを失った大十字九郎の元へ次元を突破して現れたアンブロシウスの穿った裂け目から追撃のクトゥグアを放つが一瞬で破壊されてしまう。
だが、アイオーンが破壊されたからこそピースが揃う。
その手にある「アイオーンの記述を失ったネクロノミコン」へ、かつてのように己の全てを駆使して無限螺旋の記憶術式を転写、再構成させることでアル・アジフを復活させ全てを使い果たし言えなかった最期の言葉を伝え夢へと帰っていった。
トゥルーエンド時、悪夢から解放されると同時に己の半身と永遠の別れをした。
彼のそばには妻ウアルダがいた。