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概要
森林地帯に生息する巨大な花弁に含まれた美しい女性の姿を持つ、植物型の魔物。
基本的に一ヶ所に根を張って動かず、地中に含まれる養分を吸い上げたり人間の男性の精を奪う事で生きるが、「人化の術」という魔法で人間に変身したり、根を地面から出して根やツルを手足のように使ったりといった方法で移動する事も一応は可能とされる。
その女性部分の身体から出る体液は男性を誘う甘い香りを出す花の蜜であり、アルラウネはこれにおびき寄せられた獲物を待ち構える習性を持つ。
この「アルラウネの蜜」は強力な媚薬であり、彼女達が獲物である人間の男性に飲ませようとする他、他の魔物娘からも好まれており、特にハニービーやホーネット、グリズリーはこの「アルラウネの蜜」が大好物であるため蜜を狙って襲われる事も多いという。
獲物である人間の男性が近くに来ると、アルラウネは自分達にとって地中からの養分以外で貴重な栄養源となる男性の精を摂取すべくツルを使って捕獲し、性交を行う。この際に捕まえた男性を夫として気に入った場合、そのまま巨大な花弁の中へ引きずり込んでしまう。こうなっては最後、彼女達との交わりによってもたらされる快楽やツルの拘束から抜け出す事は難しく、二度とアルラウネの花弁から出る事はできないだろうとさえ言われている。
また、アルラウネは寒い季節になると花弁の中に閉じこもり、春まで寒さを凌ぐ習性を持つ。その際に既に夫となる男性を得ている個体の場合、夫を自分と共に花弁の中に閉じ込め、愛する夫の子を産みたいという欲望と夫を生かすために必要な栄養を溜め込むという目的のためにひたすら夫との交わりを繰り返す事になるという。
なお、「図鑑」の挿絵に描かれているのはあくまで「一個体」である。アルラウネの中には異なる種類の花の性質を持つ個体も存在する事が示されており、二次創作では実際にそのような解釈で描かれたアルラウネのイラスト等も多く発表されている。
特に百合の花の性質を持つアルラウネは花の種類以外にも通常のアルラウネとは大きく異なる性質を持っており、リリラウネと呼ばれる突然変異種として扱われている。
関連タグ
ハニービー(魔物娘図鑑) ホーネット(魔物娘図鑑) グリズリー(魔物娘図鑑)