プロフィール
名前 | アンコ(中:安可/英:Encore) |
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性別 | 女 |
出身 | ネオユニオン |
所属 | 黒海岸(ブラックショア) |
レア度 | ✦✦✦✦✦ |
共鳴属性 | 焦熱 |
武器 | 増幅器 |
戦闘スタイル | メインアタッカー/通常攻撃ダメージ |
CV | 伊吹誓乃(日本語) |
概要
「むかしむかーし……
黒メェにとっておきの場所を教えてもらったの。
さぁはやくおいで。アンコと一緒に行こー!」
KURO GAMESが運営するアクションRPG『鳴潮』のキャラクター。
黒海岸(ブラックショア)という組織に所属する共鳴者。
ゲーム内の初心者集音や恒常集音(常設ガチャ)を回すことで獲得できる、いわゆる「恒常★5キャラ」である。
NPCとしてはメインストーリーの第一章に登場するほか、2024年10月24日にはキャラを深掘りできる連星任務「小さいメェたちの大きな冒険」が追加された。
「黒海岸協力者のアンコ。童話が大好きな、元気いっぱいの女の子。
常に一緒にいる黒メェと白メェのぬいぐるみは彼女の最高の友達と保護者を務めている。
いつか黒メェと白メェと、一緒に世界を一周するよ!」(公式サイトより引用)
人物
「一緒に探検ごっこする?」
一人称は「アンコ」。幼い少女で、明るく活発な性格。行く先々で友達を作り、残像にも臆せず立ち向かう。
冒険をすること、物語を聞いたり話したりすることが好きで、他の人物を動物に例えた物語を作っている。
ぬいぐるみのメェと一緒にいて、一人の時はよくお話をしている。
驚くと「めぇあ!」という声を出す。
年齢は明確な表記がないが、少なくとも9歳以上。
アンコという名前は餡子ではなく、「アンコール」から取ったもの。中国語名安可、英語名Encoreもアンコールの意。
ゲーム内では黒海岸の「協力者」という表現をされるが、これは主に外勤を務める黒海岸メンバーの呼称である。
容姿
頭身はゲーム内で最小ランク。
ピンク色でもふもふのくせっ毛と、後頭部の上側についたピンク色の大きなリボンが特徴的。
リボンは髪色も相まって、正面から見ると猫耳のようにも見える。
髪の一部は白い。後ろで大きく二つ結びにしていて、腰のあたりまでの長さがある。アホ毛も完備。
太眉で、青い瞳の中にはピンクの十字の虹彩がある。
音痕は背中に縦に入っており、露出している。
共鳴解放中は頭部に羊の角のようなものが生える。
服装は白、黒、ピンクを基調とするゆったりとしたもの。ドロワーズを履き、小さなウエストポーチを腰に巻いている。
見落としやすいが金色の髪留めとかなり大きめのイヤリングをしている。また右足首の外側には黒海岸メンバーの証である黒花を身につけている。
伊吹誓乃さんが演じる高めでふわふわとしたボイスも魅力の一つ。
共鳴能力
「メェー、来て!」
先天性の共鳴者で、ぬいぐるみのメェに意識を与え、動かすことができる。感情が限界まで高ぶると、頭部に羊の角のようなものが現れる。他にも自分やメェを強化する、メェを合体させる、炎を操るなどの能力が確認できる。
メェについて
アンコが母からもらった羊のぬいぐるみ。黒メェと白メェのペアで、アンコの共鳴能力によって宙に浮き、動く。アンコが操作しているというよりは、ある日アンコの友達として動き出したという認識。
アンコによれば黒メェは勇敢な騎士で、白メェは優しく純粋なお姫様。
人格があるようで、アンコに同調した動きをするときもあれば暇そうに宙を漂っていたり、はたまたアンコにちょっかいをかけたりするときもある。
「メェー」と鳴くがアンコには話しているように聞こえるという。
たまに我々にもわかる言葉で話すことがあるが、実際はアンコがアテレコしている模様。
いつもアンコのそばにいて、アンコの目から離れるほど遠くに行くことはないようだ。
ストーリー、イベントでは
・潮汐任務(メインストーリー)の第一章・第五幕にてアールトとともに初登場。漂泊者は「取引」を持ちかけられ、遺跡の調査に同行することになる。
萌え萌えエフェクト全開の登場シーンや放たれた悩殺ポーズのかわいさにやられた漂泊者は数知れず。
一部の戦闘ではアンコが4人目のパーティーメンバーに編成され、お試しプレイを楽しめる。
・期間限定イベント「月が彩る願い」にも登場。漂泊者と古い花火の製法の再現を目指し、結果的に残像を追い払えるほどの超強力な爆竹を作成した。
・連星任務では休暇中のアンコに遊びに誘われ、アンコの物語を聞いたり、一緒に冒険したりする。アンコの過去や、物語を大切にしている経緯を知ることができるので、未プレイの方はぜひプレイしてほしい。詳細はネタバレ防止のため後述。
性能
「アンコの力を見せてやる!」
※ここではキャラクターの紹介という記事の性質上、大まかな特徴や特筆すべき点に留めておく。
可愛らしい幼女でありながら、パーティーでの主な立ち位置はゴリゴリのメインアタッカー。主な特徴は以下の通り。
共鳴解放による自己強化
共鳴解放はダメージを与えない代わりに一定時間強化状態に入る。音骸スキル以外の攻撃が強化され、近接攻撃主体の猛攻を仕掛ける。アンコは主にこの共鳴解放中のコンボで火力を出すことになる。通常攻撃はモーションが大きく変化し、共鳴スキルは発動の際の隙がなくなりクールタイムが大幅に短縮される。
通常攻撃と回避反撃が近接攻撃に変化するため、パリィの取りやすさが段違いに上がる。フェイタルエラーのオラオララッシュに回避反撃するとすごいことになる。
ゲージMAXでの特殊重撃
通常攻撃や共鳴スキルで特殊ゲージを最大まで貯めた後重撃するとその場から動けなくなり、アンコがふらふらし始めたかと思うと数秒後に爆発する。アンコを中心とする範囲攻撃で、特に共鳴解放中の強化重撃は威力抜群。モーション中は被ダメージが大幅に軽減される。
共鳴解放の〆として発動し、モーション中に他のキャラに切り替える使い方がおすすめ。
高いクイックスワップ適性
特殊重撃や通常時の共鳴スキルのモーションが長めでスワップキャンセルをしやすい。特殊重撃に関しては「スワップキャンセルしてください」と言わんばかりの仕様である。
編成においては特にサブアタッカーである散華との相性が良く、散華の終奏スキルによる通常攻撃ダメージブーストと両者のクイックスワップ適性の高さによって抜群のシナジーを発揮する。スワップキャンセルをものにできれば限定★5アタッカーにも引けを取らない火力を出すことが可能。
長離とのクイックスワップ編成も強力で、長離の終奏スキルによる焦熱ダメージブーストを活かせる。
補足:クイックスワップとは
鳴潮には「戦闘中、攻撃モーションの途中でキャラ切り替えを行ってもそのモーションを中断せずに完遂する」という仕様がある。その間切り替え元のキャラは攻撃を終えるまでフィールドに残るし、切り替え先のキャラは自由に操作できる。
これを利用し、動作が長めの攻撃を実行したらすぐに別のキャラに切り替え(スワップキャンセル)して攻撃することで、複数のキャラで同時に攻撃している状態を作り、ローテーションを前倒してDPSを上げるテクニックが存在する。このテクニックのことをクイックスワップといい、これをふんだんに活用する編成のことをクイックスワップ編成という。なお、スワップキャンセルとクイックスワップはどちらも非公式用語である。
アンコにおいては共鳴スキル、特殊重撃、音骸の燎原の炎騎による攻撃の3段目などでスワップキャンセルを活用できる。
他の人物との関係
漂泊者とは
初対面でも人見知りせずに(むしろ一目散に)近づき、話しかけてくる。
漂泊者のことは「漂泊者のお兄ちゃん(お姉ちゃん)」、もしくは単に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼び、慕ってくれる。
アールトとは
アンコと同じ黒海岸の「協力者」で、アンコの友達、同僚、保護者的な立ち位置。
アンコを「アンコ」「アンコちゃん」「アンコ大明神様」などと呼んでいる。
お兄さんを自称しているが、アンコからは「アールト」「アールトおじさん」と呼ばれ続けている。
アンコとは気が置けない間柄で、アンコはアールトに対しては割とストレートな物言いをすることも。遠慮のなさは信頼の現れか。
メインストーリーの第一章ではアンコと行動を共にしており、コミカルな名コンビっぷりを楽しめる。
アンコが寝る前にいつもお話を読み聞かせているようだ。
ヴェリーナとは
メインストーリーの第一章にて、毒キノコを食べている真っ最中のアンコをヴェリーナが見つけ、薬を調合し投与した。
アンコはヴェリーナのことを、ゲーム内のプロフィールでは「ヴェリーナ」と呼んでいるが、アンコの連星任務では互いに「ヴェリーナお姉ちゃん」「アンコちゃん」と呼びあっている。一緒におままごとをするなど、仲が良い様子。
ある黒海岸の職員は
アンコが今州で学んだという古いことわざを教えられている。
「沼の水。天からの恵」
「アンコが全部飲む」
どういう意味だろうか……?
余談
・実は漂泊者(女)もアンコと似たような位置に大きめのリボンをつけている。
・待機モーションの一つに手作りの料理をおすすめしてくるものがある。が、紫色のオーラを放ちかなり強烈な見た目をしている(ゲーム内の「大切な物」でも確認できる)。一応彼女が作ったものの中では味は悪くない方らしい。
・期間限定イベント「音骸レプリカは電気羊の夢を見るか?」では黒メェ(?)が一人で漂泊者に実験の協力を求めてくるが、なんだか胡散臭い。イベント終了後に問い詰めると「これだから勘の鋭いやつは嫌いなんだ……」とどこかで聞いたようなセリフを吐き、逃げてしまう。結局偽物だったようで正体は明言されていないが、深層空想秘境の関係者ではないかと思われる。
・pixivでは白メェといる姿で描かれることが多い。
ゲーム内でメェが静止して出現している場面がアンコのメインステータス画面のみであり、そこでは白メェしか出現しないため、それがそのまま反映されたものとみられる。
関連動画
※連星任務のカットシーンのためネタバレ注意。↓
関連タグ
この先、連星任務「小さいメェたちの大きな冒険」、およびプロフィールのストーリーのネタバレ注意!!
【ネタバレ注意】アンコの過去
アンコの母は演劇作家兼役者で、アンコと仲睦まじく暮らしていた。彼女は娘であるアンコとの日常の経験をもとに創作した「勇者メェの冒険」の公演をしていたが、最終公演の最中に病に倒れてしまう。病床の母を元気づけるため、アンコは黒メェと白メェの物語を作り、聞かせる。母はとても喜んでくれていたが、やがて病状の悪化により亡くなってしまう。
アンコは孤児院に預けられたが、そこで院長による何らかの事件が起こる。アンコが事件を解決し怪我で入院していると、そこへ事件のニュースを聞きつけたアールトが訪ねてくる。こうしてアンコは黒海岸のメンバーとして新たな冒険に出ることになる。
事件の内容はゲーム内のプロフィールのストーリー「孤児院とキャンディーハウス」に抽象的に記されている。孤児院の院長が孤児へ虐待や暴行などの行為に及び、アンコはその時初めて発現した炎を操る能力で対抗した、と推察することもできる。
「養護施設でも、黒海岸でも、アンコが見聞きしたこと全部を物語にしてるんだ。」
「お母さんに物語をぜんぶ聞いてもらうの。『アンコはうまくやったでしょ』って……」
アンコ自身が勇者メェとなり、たくさんの仲間とともに数多の冒険の物語を紡いでいくという目標が、彼女の行動の大きな指針になっている。
連星任務では
アンコは物語を聞きに来た少女「盈(エイ)」の、死別したお母さんにもう一度会いたいという願いに自身を重ね、それを叶えるため、「3つの宝を集めれば願いが叶う」という物語を信じ、ハッピーエンドを迎えるべく奔走する。
3つ目の宝物の花冠を見つけられなかったアンコは、ヴェリーナの協力のもとに思いの詰まった花冠を編み、盈を冒険の続きの舞台であるメェ王国(アンコのソノラ)に招待する。
冒険の最後に盈は願いを叶え、母親とつかの間の再会を果たす。
そして……
「幸せな物語だったわね、アンコ――」
アンコが母と再会したのかどうかについては、どちらとも取れる内容になっている。