CV:矢島晶子
人物
主人公・神崎あかりの大学衛星編でのルームメイトにしてチームメイトの一人。
黒髪で小柄な体型の女の子。
髪形は媒体によって異なり、OVA版ではストレートボブで左側を結んでいる。TV版では大きな赤いリボンを頭頂につけ、段がついたようなぱっつんボブとなっている。
気弱で大人しく、料理上手でとても家庭的な一方、追い詰められると怪力を発揮する。
実は大変な秘密を抱えており、その内容は各メディアごとに異なる。
2021年放送の『Restart!』では同じ名字であるパリア・レスピーギが登場しているが、現在のところ関係は不明。
OVA版
実は男の娘。
母の果たせなかった大学衛星入学という夢を叶えるために女として育てられ、アンナ自身も自分が男である事を知らなかった。(母親から決して他人に裸を見せてはいけないとキツく言いつけられていた)
男性と発覚した後は男子校衛星へ転校となり、あかり達と別れる事に。
後に男女交流試合「七夕」において再会、対戦することになる。
また、その際は爽やかなイケメンショタといった風貌になっており、男子校衛星代表選手になるほどの成長を遂げていた。
TV版
母が果たせなかったコスモビューティーになるという夢を叶えるため、幼い頃から双子の姉妹のエレーヌと共に訓練を続けていた。
訓練校時代の最終選考戦においてエレーヌと競うことになるが、その前日にアンナが負けると決まったかのような会話(種目がエレーヌが最も得意とするテニスだったため)を母がしているのを偶然聞いてしまう。
エレーヌに勝ってどうしても母に振り向いてほしいと強く願った結果、アンナの中に歪みが生まれ、本番の試合では自分のラケットがエレーヌに激突し重症を負わせたことで大学衛星への切符を手にした。
しかもそのせいで母親はエレーヌの看病に掛かりきりになってしまい、余計にアンナから離れてしまった。
以降、彼女は精神を病み、当時の記憶を封じ込め、母に振り向いてもらうためにはもっと勝ち続けるしかないと思い込み、追い詰められると手段を選ばず相手を叩きのめそうとする破壊衝動を内に秘めるようになってしまった。
大運動会の初戦で凶暴なプレーをするミランダと当たったプレッシャーによりその衝動が発露するも、アンナは逆にミランダに圧倒され負傷し棄権となる。
記憶を封じながらも根底では罪悪感を抱え続けていたようで、意識を失う直前に「ごめんなさい」と呟いていた。また、エレーヌにラケットを当てたことについて当時の記憶を思い出す中でアンナは倒れたエレーヌを呆然と見つめて「わざとじゃない」と零していた。
暴力的な衝動は上記の過去によるストレスを抱えていたために生じたもののようで、その後はそういった面は出ておらず、負傷を心配して大学衛星を訪れた母とも屈託なく会話をしていた。
地球代表チームには補欠としてメンバーに加わり、合宿ではチームメイトらの食事作りを担当。大会では選手として出場はしなかった。
超運動会のその後は、回復したエレーヌと共にケーキ屋で働いている模様。
ライトノベル版
実は妹のエレーヌ。
大学衛星に入学が決まったのは姉のアンナの方であった。
しかしアンナが事故により重症を負ってしまった為、アンナの願いにより、身分を詐称してエレーヌがアンナとして大学衛星に入学する事になった。事実が発覚した後は退学した。