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CV:笠原弘子


概要編集

アニメ「超時空要塞マクロスII-LOVERSAGAIN-」に登場するキャラクター。マルドゥーク軍の司令官フェフの戦艦に搭乗するマルドゥークイミュレーター(歌巫女)。戦場ではゼントラーディ兵を「戦の歌」で操って戦わせる役目を担う。

ノベライズ版ではイミュレーターはマルドゥークの故郷で行われる「イミュレーターコンテスト」(恐らく一種のミスコン)で選ばれ、イミュレーターを束ねる聖歌母(アルス・ノヴァ)によって戦いの歌を教えられて戦場に赴くことが明かされている。


地球への侵攻時は、戦艦が破損し逃げ遅れて意識を失っていたところを神崎ヒビキに助けられて地球へ連れていかれる。地球でマルドゥークの伝説に伝わる「アルスの船」に似たマクロス艦を見たり、地球の文化に戸惑いながらも強い感銘を受けることで、自分達の在り方に疑問を抱くようになる。自分を迎えに来たフェフがヒビキを殺そうとするのを制止して追い返し、地球に残る選択をする。ヒビキにマクロス艦内で自分のことを話し、地球の歌について知りたいと訴える。

ヒビキの計らいでウェンディー・ライダーのライブに連れていってもらい、ウェンディーの歌を聴くことで、自分も戦いの歌以外の歌を歌いたい、仲間たちに歌の素晴らしさを教えたいと強く思うようになる。


その後、マルドゥークに捕まったウェンディーの代わりにマルドゥーク軍に帰還。自分の上司であるイミュレーターを束ねるアルス・ノヴァのエリンシェに地球のことを話す。さらにイシュタルが戦いの歌ではない自分の歌を歌ったことで(エリンシェが元々マルドゥークの在り方に疑問を抱いていたこともありそれを止めなかった)、エリンシェの乗った戦艦が汚染されたと判断されてマルドゥークの独裁者イングスの母艦から制裁を受けて爆破されてしまう。

間一髪でフェフに助け出されたイシュタルは、イシュタルのせいでエリンシェが死んだと言うフェフの言葉に悲しんで失意のままフェフと共にマルドゥーク軍に戻るが、戦いの歌を歌うことができなくなってしまう。フェフはイシュタルを自分が処刑したことにして密かに地球に逃がした。


戦いが激化する中、マクロス艦に向かったイシュタルはヒビキとシルビーが想いを伝えキスするのを見て愛を知る。

イシュタルはマクロス艦の通信を通じて仲間たちに停戦を訴え、愛の歌を歌う。戦いを続けるように仲間すら見せしめのために殺すイングスに疑問を感じたマルドゥーク軍はイシュタルの歌に感銘を受けたことで反旗を翻し、イングスが乗る母艦を一斉攻撃したことでイングスは滅びた。

その後地球とマルドゥークは和平を結び終戦し、マルドゥーク軍は故郷の星へ帰ることになり、イシュタルはヒビキに別れを告げてフェフと共に故郷へ帰っていった。


神崎ヒビキ、シルビー・ジーナとともにマクロスシリーズ伝統の三角関係を構成するが、OVA版では尺の都合上あまりそういった描写は見られず(最終話で失意のシルビーをヒビキがなぐさめる形で勢いで結ばれた強引な展開)、ノベライズ版ではヒビキとイシュタルが長い期間同棲するなどOVA版を補完する形で恋愛関係が強く描かれていた。



余談編集

全巻購入者特典CD『イシュタルからの伝言』には、戦いの後故郷へ帰還する途中のイシュタルの心情が語られているミニドラマとイメージソング「ト・ア・ウィ アラブル・レン -もういちど Love you-」(「もういちど Love you」のマルドゥーク語バージョン)が収録されている。



関連タグ編集

超時空要塞マクロスII-LOVERSAGAIN-

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