「オーロラ…あなたは女王でも、まだまだ子供。人間の世界を治めるのって大変なの。花飾りを付けて、裸足で走り回るわけにはいかない…。」
「人間の為なら、戦ってでも奪うべきものがある!」
「ムーアの怪物なんかと、暮らせるものですかっ‼︎」
概要
謎に満ちた冷徹な女王
アルステッドの国王ジョンの妃で、フィリップ王子の母。幼い頃にムーア国との国境近くで恐怖に震えた経験から妖精を憎み、マレフィセントを心から毛嫌いしている。オーロラ姫と息子の結婚を歓迎するが、その裏に何かを隠している。(disney.co.jpより)
演:ミシェル・ファイファー
吹き替え:五十嵐麗
私が広めたの(ネタバレ注意)
「良き君主の条件とは何か…?人々に恐怖を植え付ける力がある事。また恐怖を利用して…敵を倒す事よ。
…オーロラ、だから私が広めたの。“邪悪な魔女と呪われた王女の物語”を。“眠れる森の美女”を誰が助けたかは、どうでもよかった。皆が恐怖に怯えて、物語は…伝説となった。」
彼女…イングリス王妃の母国はその昔、妖精達のムーア国と隣り合っていた。しかしある年、特に厳しい冬になり食料は尽き果て、国民の暮らしはままならなくなる。彼女は壁の向こうのとても元気な妖精達を見て「必要なものがあれば奪えばいい」と悟るが、彼女の父である国王は妖精の優しさ、寛容さを信じ、息子(イングリス王妃から見れば兄)をムーア国へ使いに出し、交渉した。
だが彼女の兄は獰猛で満足に言葉も話せないムーア国の妖精に殺され帰らぬ人となった。彼女の母国は酷く混乱し、恐れ慄いた国民達は彼女の父を王位から引きずり降ろし、娘である彼女は国外追放され、アルステッド国の王で寛容と礼節を重んじる父同様軟弱なジョン(後のフィリップ王子の父)と結婚するしかなくなった。
へっぴり腰の旦那に代わり、強い王としてアルステッド国を守る為、「“平和”などという幻想」に毒され始めた息子の王位を守る為…彼女は広めた。邪悪な魔女と呪われた王女の物語を。“マレフィセントは恐怖の存在で、倒さなければいけない”という印象を人々に植え付ける目的で…。
「酷いと思ってるんでしょ?…でも陛下を針で刺し、マレフィセントを仕留め、息子を欺いたのは、全てアルステッドの為です!」
余談
・花(の香りや花粉)が苦手。
・劇中で、ドレスを着せた15体以上のマネキン、アクセサリーや靴を収納した衣装部屋が公開されている。
・SNSのディズニー・スタジオ公式アカウントの投稿によると、「👑イングリス王妃👑の魅力」は…
⚜息子のフィリップ王子を愛し、オーロラ姫との結婚も歓迎
⚜王国のためなら、どんな努力も惜しまない…
⚜時に強すぎるリーダーシップを発揮
⚜実は妖精にトラウマあり
…という事らしい。