データ
2015年に遼寧省(中国の)から発見・命名された恐竜で、名前は「奇妙な翼」を意味(漢字で書くと「奇翼龍」 従って うっPixivのアカウント取っておられるキム・ドユン先生によればローマ字表記は「YeeeeではなくYi」)する。
全長60センチ・体重380グラムと非常に小型で、前足の第三指がほかの指より長いことから、同時期の中国に棲息していたエピデンドロサウルスやエピデクシプテリクスなどと同じスカンソリオプテリクス科の獣脚類だったと考えられている。
この恐竜は今まで発見されていた羽毛恐竜とは異なり、手首には「尖筆状突起」という奇妙な棒状の骨があり、それを支えにして腕に蝙蝠やムササビ、翼竜のような皮膜の翼を持っていた。
発見された化石には皮膜の痕跡がなかったため一部では翼の存在を疑問視する声もあったが、2019年に発見された近縁の新種「アンボプテリクス」にも尖筆状突起があったのに加え、皮膜の痕跡があったため、皮膜の翼をもった恐竜の存在は確定となった。