⚠この記事は4年目第1章までのネタバレを含みます |
「どうしてあたしを置いていくの?」
概要
ウィニフレッド・ワリントンとは、アイビー・ワリントンの双子の姉である。
怒りによってしばしば彼女の魔法は予測不能な挙動を取り、この性質を危惧したマグルの父親は彼女のホグワーツ入学を取りやめた。
ウィニフレッドは妹だけが魔法学校に通えることにひどく腹を立て、最終的には消失呪文を暴発させ消えてしまった。
人物
血統 | 半純血 |
---|---|
性別 | 女 |
星座 | 羊座 |
守護霊 | ― |
杖 | 不明、外観は妹の杖と同一 |
立場 | ― |
性格 | ― |
好きな教科 | ― |
得意なこと | ― |
苦手なこと | ― |
弱味 | ― |
好き | ― |
好きな食べ物 | リンゴがたっぷり入ったオリーボーレン |
嫌い | ― |
声優 | Andrea Becker/戸田めぐみ |
妹とは対照的に刺々しい印象の少女。容姿はほぼ同じだが、こちらは碧眼で同色のマフラーを首に巻いている。
妹にはウィニーと呼ばれていた。
経歴
ウィニフレッドはマグルの父親と魔女あるいはスクイブの母親のもとに生まれた。
姓は母方のものを受け継いだようだが、不明の時期から母親はいなくなった。
ウィニフレッドとその双子の妹アイビーはどちらも魔法のコントロールに難を抱えていた。
魔女の外祖母は姉妹に呪文を教え、妹はそれによって魔法の制御を獲得したが、ウィニフレッドは最後まで魔法をコントロールできるようにならなかった。
マグルの父親はウィニフレッドがその力で誰かを傷つけてしまうことを恐れ、彼女のホグワーツ入学を取りやめた。
アイビーはホグワーツの教授たちに父を説得してもらうと確約したが、ウィニフレッドの苛立ちはおさまらなかった。
ウィニフレッドは妹に杖を向け、いくつかの呪文を放ち始めた。妹による制止は成功せず、ウィニフレッドは妹のトランクを消失させようと杖を振るった。
運の悪いことに呪文は暴発し、ウィニフレッドは自分で自分を消失させてしまった。
妹アイビーはこの事故にひどく衝撃を受け、恐慌状態に陥った。祖母はそんな彼女を見かねて忘却呪文を使い、将来にそなえて記憶を保存したペンダントを作成したが、急ごしらえの魔法は不完全で不安定だった。
アイビーはウィニフレッドのことをほとんど完全に忘却し、理由のわからない喪失感を抱くようになった。
魔法省の協力のもとでもウィニフレッドを発見することはできなかったと祖母は後に述べた。
しかし、3年目の終わりにウィニフレッドは妹によって聖マンゴ病院で発見された。
癒者のひとりらしき魔女によれば、ウィニフレッドは身元が不明なまま3年間ずっとここにいたという。
疑問点
聖マンゴ魔法疾患傷害病院は原作に唯一登場する魔法病院である。その規模や包括範囲、設立背景も鑑みると実際に英国魔法界で唯一の病院である可能性も高い。
ヒットウィザードの病床確保なども見るに魔法省とのつながりも明確に存在しているのだろう。
そのような病院に突如現れた身元不明の少女の存在を魔法省、そしてワリントン姉妹の祖母が察知できなかったというのはやや不自然な話である。
ちなみに公式絵師によるワリントン姉妹の外祖母の資料画では、ゲーム本編では一切表現されていない外祖母のパーソナリティのネガティブな面について触れられている。
「Nana believes she knows better than others and sometimes can't hide her contempt.」(自分は他の人間よりも道理をよく弁えていると思っており、ときには軽蔑の念を隠せないこともある。
4年目以降
目覚めたウィニフレッドは失った3年分の学習内容を夏休みじゅう勉強に勤しんで習得。
アイビーも時折教える場面があったそうだが、編入試験の結果はまるでこれまで毎日クラスの隣の席に座ってでもいたような好成績。見事4年生からの入学権を獲ったウィニフレッドは、アイビーが待ち望んでいたように彼女の寮の同輩となり、これからはずっと共にいる……と思われていた。
組分け帽子がウィニフレッド・ワリントンに告げる寮は、アイビーの所属する寮(=主人公の選択寮)にかかわらずスリザリンとなる。
アイビーがスリザリン以外だった場合、彼女は著しく狼狽し、マクゴナガル校長に組み分けの結果について抗議する。スリザリンだった場合は「これでずっといっしょにいられる」と喜び、ウィニフレッドがテーブルに着くのを待つ。
しかし、どちらの場合であっても、ウィニフレッドはアイビーの隣を選ばない。彼女の新しい友人となるのは妹の不倶戴天の敵カサンドラ・ヴォールであり、カサンドラも思わぬ展開に動揺しながら、彼女を受け入れる。