ウィン(人狼機ウィンヴルガ)
うぃん
紺色の髪の少女で頭部には花が咲いている。登場当初は幼い子供であったが、5年の月日の経過により、背はキョウを少し上回るまで伸び、作中で「上玉」とよばれるスタイル抜群の美少女に成長、髪も伸ばしており一本結びで纏めている。
5年の月日の経過で得た力で基本的な色は白。目で見る事が可能で物理的な破壊をもたらす。また形も変幻自在であり、女性としては有り得ないものを生やす事が可能で、それを触れられた際に声を漏らしていた事から、感覚も繋げる事が可能な模様。
そして人の身体に波動を送り込む事で怪我した部分を治療する事ができる……のだがその過程で副作用なのか副次効果なのか不明だが普通の人間に使用すると快楽に溺れさせてしまう欠点がある(女性しかいない国である為にそういった男女の行為と基本縁がなく、ドミネイターと戦う為に心身共に鍛え上げて。黒髪清楚と評される天津之黄泉の兵士でさえ治療の過程で乱れた様子で顔にも出てる事が18話で確認できる為に並大抵では耐えられないと思われる)。
美少女な容姿に反して言動や行動はがさつで荒々しく一人称が「俺」のオレっ娘であり、女性を口説けと言われた際に迷いなく口説いた為、そういった事には抵抗はない。
しかし裸にされて男に見られた際は恥ずかしがり、見るなと口にして赤らめる。服を着ていない男性にズボンを着ろと言う、自身以外の女性が裸になった際は男性をその場から追い出す等、性別の区別はちゃんとあり、男性扱いされた際は「俺は女だ!!」と反論し女性である事を(当然であるが)自認している……その一方でその正体からなのか、男性側になる事も躊躇なく、第6話では波動をとある形に変えた姿となり、繋がる行為もする。
第一話の描写から前作の主役機の人格が関係あるのは間違いないと思われるが、現状の所、作中では少女として見られており、怪しむ者が皆無でそれどころか純潔かどうかまでしっかり確認されている事から、肉体は人である模様で、自身が女性である事を自覚している等、かなり人格も乖離しており、関連性はあると思われるがそれ以外は不明であった。
その正体は人機が輪廻転生によって転生した『転生機』の少女。
転生前の正体は前作の主役機。ウィンの波動に治療効果があるのは本機の固有能力が関係あると思われる。
描写から第1話のウィンは転生直後であり、記憶喪失なのはそもそも最初から記憶が存在しないからだと思われる。女性として馴染んでいるのはそもそも人機には性別が存在せずに周囲から男性と扱われた記憶を喪失していたから(第5話で自身の前世が人機である事を知った際、信じられないと驚愕した)だと思われる、前述する様に自身の事は女だと公言しており、周囲も納得している。
なお9話で真白・ミューラーの名を聞いて自身がウィンヴルガである事を思い出した状態でも人を幾度も躊躇なく殺した転生前と異なり、人を殺す事を躊躇。いきなり男性にキスされた際に突き飛ばして拒絶した後に赤面して動揺する様子を見せており、性格も特に変化した様子がない事から、似た口調で記憶もあるが『ウィンヴルガ』と『ウィン』の人格は別の存在であると思われ(要約するとウィンヴルガの記憶と口調が埋め込まれた少女がウィン)ウィンヴルガの時からの知り合いであるマジコからも17話にて正体を知った状態でありながら「ウィン様」と様付きで呼ばれている。
そして詰まる所……ウィンがこの場にいる以上、ウィンヴルガは破壊され死亡している事が示唆される事となった(操主である真白の生死は不明)。