概要
秋田書店発行の『チャンピオンRED』にて2016年10月号より連載開始。同作者のジンキシリーズの精神を継承した作品となっている。
2022年末『ヤングチャンピオン烈』にて続編人狼機ウィンヴルガ叛逆編の連載が開始された。
キャッチコピーは「残酷な世界で生き抜く、少女と人機の物語…」
そのコピーの通り、しょっぱなからハードめのバイオレンス・エロ描写も盛り込まれている。
あらすじ
いくつもの階層で成り立つ世界。
平和な街「ボイド・ミューラー」で平和に暮らす少女・真白。しかし「ドミネイター」の襲来でその平和も絶たれ、真白も身近な人々を失い窮地に立つ。
そんな彼女の怒りに呼応する謎の「人機」、それがウィンヴルガであった。
登場人物
ヒロイン。ボイド・ミューラーで暮らしていたがドミネイターの来襲で捕らえられて妹のように可愛がっていた少女・マイを殺された怒りでウィンヴルガと呼応、搭乗者となる。
アヴァン・ルージュ
真白の住んでいた階層の1つ上の世界「ボイド・ティンベイ」でドミネイターと戦う女性の叛逆組織。
真白の友人、マイに似た少女。真白の事を姉のように慕っている。
- ミドリ
- フォルカ
ドミネイター
- 根室大二郎
大尉で元老院議長の息子。性格は卑劣。真白とウィンヴルガに部隊を全滅させられるが、真白を陵辱したいと執着するようになる
エイト・ラウンズ
ドミネイターの中でも悪名高いという「第8独立部隊」。特殊な人機を扱う精鋭。
名前どうり8人で構成されているが現在判明しているのは5人のみ。
- ゼイン・エラズマス
戮王のパイロットである少年。ドミネーターの一員として真白の前に立ちはだかるが、彼女に敗北して以降は真白のことを好きになり味方になった。
- ネクトゥ
朱雷蛾のパイロットである男性、白兵戦の実力が高く、強い女性に興味を抱く。
- ドールマン
隊長でグロリアの上司。娼館遊びで部隊の予算を浪費する困り者だが女性には紳士的。
女性の大尉で、女性部下からの人気は高い。いずれ昇進して自分の部隊を持ち、酷い状況に置かれているドミネイターの女性兵士達を助けたいと思っている。生身の戦闘力も高く大柄な男性も一瞬で叩きのめす程。少女時代にドールマンに助けられており、彼の浪費には呆れつつも密かに想いを寄せている。
- ヴィッツ・根室
技術担当の男性(専用人機があるかどうかは不明)。ドールマンからは予算と技術面にしか興味ないと思われていたが、女性にも人並みには興味がある模様。台詞のみの登場であり、素性や姿が判明するのは叛逆編から。
天津の黄泉
- 青歌
天津之黄泉の姫。王族の重圧などから逃げていたが、真白との出会いで精神的に成長していく。
- ヨミ
黒巫女の異名を持つ女戦士。出奔した青歌を追っていたところを真白と出会い同行するようになる。生身でも高い戦闘力を誇る。
ボイド間の壁を抜ける術を持つ壁の守人。
その他
真白と同じボイド・ミューラー出身の金髪の少女。番外編で語り部を担っている。
ドミネイターによる襲撃で拉致され、奴隷として売られる。
メカニック
人機
星型3番機。ボイド・ミューラーの守人として祀られていた。
人機でありながら自らの意思を持つ特殊な機体。
- エルゴ
- エルゴカスタム
- 戮王 甲壱式
ゼインが搭乗する人機。高い格闘戦能力を有する。
- ブライトスター
アヴァン・ルージュのリーダー、アマガネが搭乗していた機体。
アマガネが敗北した後はドミネーターに利用されていたが、後に飛花の乗機となった。
ミズノハ
天津之黄泉聖輪宮の戦巫女が纏う強化戦衣。
用語
- ドミネイター
本作の悪組織で、男尊女卑の極めて強い社会。ボイド・ミューラーの人々を「モグラ」と呼び人間扱いしておらず、女性は陵辱し売買する。
男性の精子が強く通常の2倍、妊娠させる能力が強く避妊薬も40%しか効かない。