概要
2000年にガンガンWINGで連載開始。
しかし2001年にエニックスお家騒動の影響で月刊コミックブレイドに移籍。
「ジンキ・エクステンド」として再スタートとなった。
ところが2006年半ばで休載。
のちに担当編集と意見がすれ違ったためにブレイドでの連載を終了(要するに打ち切り)。
2008年に電撃大王に移籍し、「JINKI-真説-」として連載再開。
こちらは単なる再開にとどまらず、「真説」名義でこれまでの話を再構成した完全版コミックスも出版された(ただし「津崎青葉の物語」として再構成されており、エクステンド東京編は収録されておらず後に「エクステンド」名義の完全版コミックスが発売された)。
連載終了後、2009年にドラゴンエイジにて「ジンキ・エクステンド~リレイション~」を連載開始。
こちらは「エクステンド」の直接の続きではなく、第3部といった扱い。なお、エクステンド東京編は完全版コミックスにて描かれた加筆エピソードにより一応完結した。
以上の流れからわかるように、連載雑誌を転々とした流浪の漫画シリーズである。
ちなみに、「真説」が連載された電撃大王を出版しているメディアワークスと「リレイション」が連載されているドラゴンエイジを出版している富士見書房は同じ角川グループ系列ではあり、また「リレイション」は当初からエイジでの連載である。
よって、この流れには編集部とのいざこざの線は薄いものと思われる(実際、作者は『真説』終了後はアスメディ系列誌にて『紫色のクオリア』や『マブラヴオルタネイティヴ トータル・イクリプス 帝都燃ゆ』のコミカライズを手掛けている。)。
そして2010年にゲーム化が報じられ、タイトルも「JINKI EXTEND Re:VISION(ジンキ・エクステンド リヴィジョン)」としてアダルトゲームで発売されることとなった。
まさかの成人向けでない漫画のエロゲー化に戸惑ったファンはかなり多い。
2020年にはゲーム第2弾である「ジンキ・リザレクション」が発売。
こちらもエロゲーだが、翌2021年にはPS4とSwitchなどのコンシューマー機へ移植される。
2022年には『JINKI -Unlimited-』が発売予定。
余談だが「リレイション」から描写が18禁ギリギリになるなど、かなり過激、というか堂々とぶち込む描写まであるなどで、ドン引きする読者も多い。
特に「リレイション」の終盤の展開である「メインヒロインの柊赤緒が敵に捕まりあんなことやこんなことをされる」は賛否両論。
作者が自ら出した同人誌ではさらに酷い目に遭う後日談まで描かれている。
イラスト
キャラクター
津崎青葉 - 無印、真説での主人公。
小河原両兵 - シリーズ通しての重要人物。リザレクションでは晴れて主人公に。
黄坂ルイ
黄坂南
柊赤緒 - エクステンドでの主人公兼リレイションのヒロイン。
エルニィ立花
川本さつき
メル・J・ヴァネット
柊蒼旗 - リレイションの主人公。
JJ
氷野顕 - Re:VISIONの主人公。
志麻涼子
瑠璃垣なずな
津崎静花
アニメ版
アニメ版は放送当時連載していた「エクステンド」と無印を折衷、再構成した作品となっている。
ほかの作品に例えるとするなら「仮面ライダーキバ」や「BACCANO!」がわかりやすいと思われる。
無印側は概ね原作に忠実だがエクステンド側はほぼ全てアニメオリジナル展開となった。
『JINKI:EXTEND』の項目も参照。
ちなみにOPが某作品のパロディであることは非常に有名。
また、TVアニメ化が報じられた際のコミックス帯のキャッチコピーも有名である。
また、EDはマジンガーZのパロディである。
関連作品
ライフ・エラーズ
オリハルコン・レイカル
人狼機ウィンヴルガ - シリーズの延長にあたる作品。
夢幻戦士ヴァリス-一般作品だった物が後にアダルトゲーム化したという共通点がある。