概要
エアロビクス(aerobics)とは英語で「有酸素」を意味するエアロビック(aerobic)を語源とする言葉。
主に「有酸素運動」を意味するエアロビック・エクササイズ(aerobic exercise)の通称として使われる。
説明
第二次世界大戦後のカナダ空軍で考案された運動計画を起源とする。
1967年に米軍軍医のケネス・H・クーパーが心肺機能を改善させる運動プログラムを「AEROBICS」と名付けて発表。
1970年代に出版された予防医学としてのエクササイズを纏めた著書『The New Aerobics』が大衆文化として根付かせるきっかけとなり、フィットネスクラブの発展と共に拡散。
1980年代にジェーン・フォンダ出演のエアロビクスビデオ『Jane Fonda Workout』シリーズが世界的な人気となり、フィットネス文化としてのエアロビクスが定着した。
フィットネス文化としてのエアロビクス
健康維持やダイエットを目的とした、音楽に合わせたダンス形式の全身運動。
一般的なスポーツジムやフィットネスクラブで、この「エアロビクス」のクラスが無いところは先ず無いと言ってよい。それくらいポピュラーな運動である。
なおエアロビクス・ダンスを競技として行う「エアロビック競技」も存在し、毎年日本選手権や世界選手権が開催されている。
なお、80年代には、女性がジムなどでエアロビクス・ダンスを行なう際にはレオタード姿が一般的だったので、実写映像作品・アニメ・マンガを問わず、お色気回をやりたい場合はエアロビクス・ダンスのシーンを入れたり、エアロビクス・ダンスをイメージしたコスチュームが出る事が少なくなかった。(pixivでも同様の傾向)
- ナウなヤング達がエアロビクス・ダンスを踊る1980年代風ミュージック・ビデオ
ポリコレ的に問題視されるようになったためそうしたものは姿を消していったが、西側のポリコレと無縁だった中国では今でもレオタードでのエアロビクスが残っているようだ。
- 中国の舍宾