芳醇な曲調で、何度でも味わいたくなりますよ
概要
主人公たちの拠点「Randomplay」の真向かいに位置するレコード店「吟遊ニードル」を経営する知能構造体。
スラリとした細身の身体とわかりやすく人ではないと一目でわかる美しいフェイスを持ち、音楽屋の店主らしく後ろ髪は実は蓄音機のようになっている。
その見た目と職種通り、音楽を何よりも愛する穏やかな性格で、リンも「お姉ちゃん」と呼んで懐いている。
「ドライバディスク」というレコードの原盤を調律し、実用に足るレコードに作り替える技術も持ち合わせており、プレイヤーはある事でドライバディスクの原盤を手に入れた際、このままでは使えないということで彼女の店を訪ねることでゲーム内でのお付き合いが始まっていく。
以降は新機能が追加される度にそっけないビジネスメールを送って機能追加の連絡をくれる。
ドライバディスク
本作におけるキャラクター強化要素の一つで、音動機に続く装備品。
原神における「聖遺物」、スターレイルにおける「遺物・オーナメント」に相当する。
作中の設定としては「特定の波長が侵蝕を抑制する」という発見を機に、せっかくだからその時その人に合った楽曲を流すことでホロウでの活動能率を上げるために使われる。速い話が作業用BGM。もしくは処刑用BGM
彼女に原盤を渡して調律してもらう、もしくは零号ホロウの定期掃討の報酬でレコードを手に入れられる。
最大6つまでレコードを装備でき、各レコードは同じものを2つ、または4つ収めることで追加効果を発揮することができる。属性に関係する「ヘヴィメタル」シリーズなら2枚で属性値を上げるだけだが4枚でさらに各属性に沿った異常値の上昇やブレイク特効などが付くように。
…それだけ聞くと適当に2枚と4枚で組み合わせていくだけでいいんだな!となるかもしれない。実際そうなのだがここからが本当の地獄である。
- 所持してるドライバディスクは指定した位置にしか置けない
なんのこっちゃと思うかもしれないが、例えばドライバディスクの設定画面では6つの穴にそれぞれ数字が記載されている。そしてドライバディスクの方も名前が「(曲名)[数字]」となっている。…ここで察した人もいるだろう。
仮に強いドライバディスクが6枚手に入ったとして、そのうち[5]が2枚と言ったことが起こるとキャラにセッティングできるディスクは5枚になってしまうのである。
そのため、「ようやく欲しいディスクが手に入った!」→「今セッティングしてる強いディスクを位置がかぶってるじゃねーか‼︎」が頻発し、泣く泣くレベルの低いディスクでセット効果だけでも発揮させなくてはならないということに…
- レベルアップで上がる能力種と数値は完全ランダム
この要素を沼たらせてる最大の要因。
ドライバディスクも音動機同様育成要素があるのだが、レベルアップさせて手に入る追加効果、及びその数値は完全にランダムとなっている。
例えば、終結スキル(必殺技)を発動させた時の攻撃力補正を加えてくれる基礎スキルがある「パファー・エレクトロ」がある。どうせステータスを上げてくれるなら会心率や攻撃力が欲しい。
そうしてレベルを上げて手に入った効果が「防御」とかだったりすると攻撃特化の道はそこで絶たれてしまう。また、その性質上強攻エージェントにつける機会が多いであろうこのディスクに「異常蓄積値」のバフがかかってもそこまで旨みはない。
…と言ったように、最高レアのディスクが手に入り、キャラの空いたディスク欄にも差し込める!となった時にこの強化厳選の壁が立ちはだかるのである。欲しくないバフが手に入っても仕方ないし、欲しいバフがかかったディスクに限って位置がかぶると言った悲劇に頭を悩ませながら、今日も伝説のプロキシ達は彼女に原盤を持っていくのである…
救済措置として、レコードのレベルが上がる傾向を制御できるアイテムがあり、これを含めて調律するとある程度お望み通りのディスクを得ることができる。とはいえそのためのアイテムは普通の原盤より貴重であり、入手機会も限られるのだが。
救いなのはコレが課金要素ではないことか…
Ver.1.1まではエージェントごとに適切なレコードを調べ見つけては自力で組まなければならなかったがVer.1.2から自動セッティング機能が実装され、このあたりのわずらわしさは解消された。しかし、おすすめされるディスクが揃ってないと無茶苦茶なセッティング(火炎属性のエージェントに電気強化のディスクをセットする等)をするため、自動セッティングの際はレアリティはともかく満遍なくディスクを所有していた方が良い。