エスリュウ
えすりゅう
戦闘狂と見守る男である。(見守る男も時おり戦闘狂(青熱暴走)になるが)
投稿作は少ないが心動かされたファンがいないわけでは全くない。
エスケイプはゴーバスターズとの戦いにおいて非常に好戦的であり、特にブルーバスター(以下リュウジ)を「イイモノ」として戦闘を挑むなど戦闘面ではかなり執着しており、バスターズ数名で戦闘に臨んでもリュウジと差し向かいで勝負することが特に多かった。
Mission46への次回予告では「宿命の対決」と冠されている。
「ブルーバスター、この間の続きでもどう?」
エスケイプがリュウジに対して発したこの台詞は、彼女のセクシャルな容姿と相まって印象的なものだった。
このように、女性ではあるがエスケイプのほうから押せ押せの姿勢が強いため、「エスリュウ」という呼称が主流になりつつある。が、劇中彼女がブルーバスターのことを「リュウジ」と呼んだ事はない。
CP性の左右感、また語感のよさからこの表記が使われていると思われる。
(「エスリュウ」もしくは「青エス」タグがつけられていない限り、この二人が一緒に描かれているイラストを検索する際には「エスケイプ」と「ブルーバスター」の二つのタグを使う必要がある)
というわけで他に「青エス」タグでも検索する事はできる。併用されたし。
複雑な思い
エンターに何度も「初期化」され、その度にゴーバスターズたちのことも忘れているエスケイプだったが、リュウジと手合わせをすると「アナタはイイモノみたいね」と何度でも思い出す。再生を繰り返し、アバターとしての姿・性格にも欠陥が生じていく姿を見るにつれ、リュウジの心にも単なる敵へ対する感情とは違う、悲しみを含んだ複雑な思いを抱くようになった。
成り立ちはどうあれ「戦闘狂と見守る男」という構図は、二人が恋愛関係ではないにしても胸を打つものがあり、「見守る男」がウィークポイントを曝せば同類の戦闘狂になるという設定もたまらない。
物語終盤になるにつれ、二人の戦いは身体面のみならず精神面でも苛烈を極めていくことになる。戦ったものにしかわからない、言葉にはできない思いが渦巻いているその様子はまさにシリアス展開に定評のある小林脚本の中で活きるドラマチックな関係である。
痛めつけ愛
Mission46では燃え上がる花をリュウジの頬に当てて無理矢理熱暴走させ、戦闘に興じていく。
このように劇中でもほのぼのした関係は無きに等しいが、切なさ・不毛さ・痛々しさ好きの心をくすぐっていった。
消滅と別れ
やがてリュウジは志願して搭乗したゴーバスターキングによってエスケイプを倒し、彼女はリュウジの目の前で消滅する。
最期の言葉は彼女を象徴する「パパ…わたし…イイモノになったでしょ?」であり、リュウジはその言葉に対し、感に堪えない様子で「ああ」と返答している。
「パパ」と呼びかけているにもかかわらず返答し、神妙な様子で彼女を見送るリュウジの姿から、エスケイプの消滅をあくまでも真摯な姿勢で受け止めている(=最後にエスケイプにとっての「パパ」だったのはリュウジであった)ことがわかる。
その様子に胸を痛めながらも萌えた視聴者は少なくないはずだ。
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