それなら……私は!
私の信念を持って
アンタらプラズマ団の
悪事を止めて見せる!!
これが私の信念。口出しはさせないよ。
反論プリーズ?
概要
ぜくぽいど氏が2010年11月13日からpixivに投稿している、「ポケモンBW」を原作とした二次創作漫画。
「BWを元にオリジナルトレーナーを作る→なんかポケ●ペ並みに超展開なストーリー浮かぶ→描いていいのかな…→まぁとりあえず一つ二つ描いてみよう(1話キャプション引用)」という動機で描き始めた作品とのことから、名前の由来は【似非(えせ)】と【ポケットモンスターspecial(漫画)】の造語となっている。
更新周期は決めておらず、作者の気が向き次第続きを描かれるらしい。また5話目までは縦長漫画の形式をとっていたが、6話からは通常の漫画の形式になっている。
作風
ポケモンBWの公式ストーリーをなぞる形でストーリー展開がなされているが、一部某ポケスペのようにオリジナル展開やキャラクターが登場している。具体例を挙げると
- 男主人公、女主人公、N、ゲーチスなどの各種設定がオリジナル
- プラズマ団の構成員に「ダークサーヴァンツ」というオリジナルの幹部部隊が追加されている
- ハルモニア一族について作者目線での深い切り込みがなされており、ストーリーの根幹部分に関わってくるであろう要素となっている
など、作者なりの着眼点でBWにて"あったかもしれない"物語を紡いでいる。
シリアスで胸アツな展開と会話によるギャグを巧みに織り交ぜた内容となっており、ポケモンバトルの天才・シュヴァルツと、格闘技の天才・ブランによる活躍により物語の流れが停滞することが無く、緩急のついたメリハリのある構成になっている。扉絵は全体的にネタに走っていることが多い。
あらすじ
カノコタウンから旅立ったブラン、ベル、チェレンの三人は、旅の道中シュヴァルツと名乗る男の子、そしてポケモン解放をうたう宗教団体プラズマ団、そしてポケモンの言葉がわかるという謎の青年Nと出会う。
プラズマ団を率いるゲーチスの真の目的、戦いの最中目覚めるゼクロム、レシラム。そして世界を支配してしまうほど強大なハルモニアの力とはー…?
登場人物
主要人物
ブラン
本作の主人公のひとり。デザインはポケットモンスターBWの女主人公を基調としているが、服装が一部公式のものとは異なる(バンテージ・靴下など)。
明朗快活でサバサバした男前な性格。ウダウダと悩む前にまず体を動かし、どうにもならない事を持ち前の明るさと腕力で解決していく本作の脳筋イケメン枠。その半面、勉強の話は苦手なようす。
原作同様カノコタウンから幼馴染のチェレン、ベルと共に旅立っており、その道中プラズマ団やN、シュヴァルツなどと出会い物語の渦中に巻き込まれていく。
やたら腕っぷしが強いのが特徴だが、その正体は『ポケリンピック格闘種目の覇者 生けるローブシン・コンクリートパンチのビエラ(スロバキア語で「白」の意)』を母に持つ天性の格闘少女。
名前の由来は白を意味するフランス語「blanc」だと思われる。
シュヴァルツ(ヴァル)
本作の主人公のひとり。デザインはポケットモンスターBWの男主人公を基調としているが、服装が一部公式のものとは異なる(前髪・上着など)。
ミネズミの群れに襲われそうになったベルを助けたことでブラン達と知り合う。人当たりがよく朗らかな印象の少年。だがそれらは本性を隠すための芝居らしく、ブラン達が見ていない場所では冷酷な本性を現すことがある。
ジムバッジを集めるために各地を回っているようだが、彼の手持ちのポケモンはすでにジムリーダーのレベルを越えており、異常なほどに鍛え抜かれている。また頭も良く、遊園地にてNと数学や物理法則、相対性理論などの話をしていた。
『7年前にブラックシティーで起こった事件(地殻変動?)』の重要参考人らしく、国際警察から指名手配されている様子がうかがえる。Nを筆頭とするハルモニア一族とはなにか因縁があるらしい。
名前の由来は黒を意味するドイツ語「Schwarz」だと思われる。
チェレン
ブラン、ベルの幼馴染。ツッコミ担当且つなにかと不幸な目に遭う苦労人。原作同様警戒心が強く慎重な性格であり、正体がハッキリしないNやシュヴァルツを不審に思ってもいる。
ベル
ブラン、チェレンの幼馴染。天真爛漫で少し気弱な女の子。原作同様優しくて少しおっちょこちょいな女の子だが、ベル、チェレン、シュヴァルツの個々の強さ(個性)を目の当たりにしたこと、そしてプラズマ団にムンナを攫われる事件を通して自分の弱さに焦りを感じ始めるが、のちに「自分のやり方」を求めてパーティから一時離脱。のちにリュウラセンの塔付近でブラン、チェレンと合流する。
プラズマ団
N
ご存じポケモンと会話ができるプラズマ団の王。
原作より少しだけ電波度が抑えられており、予知能力が顕著になっている。手先が器用で、チェレンの壊れたメガネを一瞬で直している描写がある(手先が器用というレベルではない)。
本作でゲーチスと面識があるマコモからは「ハルモニアの遺産」、プラズマ団やハルモニア一族からは「王」と呼ばれており、強い力を持つがゆえにどこかに封印されていたがゲーチスに蘇らせられた存在であることが言及された。
ゲーチス
プラズマ団の七賢人のひとり。本作ではプラズマ団結成前は見習い研究員であったマコモ、そして室長であるマコモ父と一緒にサンヨウシティの研究所で働いていた研究員という設定になっている。ポケモンの夢の研究から派生したハルモニア一族の力について研究をしていたが、物質の亜空間移動に関する研究の最中にキュレムの領域に入り込み発狂。以来ハルモニアの「夢の世界を通して並行世界をつなぐ調和の力(ハイリンク)」を手に入れる為に手段を選ばなくなったもよう。
黒衣の守護者・ダークサーヴァンツ
本作オリジナルの7人で構成された部隊で、プラズマ団上層部の人間の代わりに戦力になるために構成された選り抜きの戦闘部隊である。常にNや七賢人の傍に控えており、全員が黒いマントを着用しているのが特徴。
ダークアクセル/アイ
速さは強さ、が信条。名前の由来は「藍」から。
ダークリーパー/オウキ
飄々とした態度の男性。名前の由来は「黄」から。
ダークガイア/アカラ
岩タイプの使い手。名前の由来は「赤」から。
ダークマーシナリー/トウダイ
悪タイプの使い手。名前の由来は「橙」から。
ダークプリースト/ユカリ
ノーマルタイプの使い手。名前の由来は「紫」から。
ダークサイレント/リド
ゴーストタイプの使い手。名前の由来は「緑」から。
ダークナイト/・・・