◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【エトコ】 ◆殺◆
「ドーモ、エトコです。名前は最初に認識した後は変えられないです」
「汗をかきましたよ。ネエどこか行きましょう。カラオケ?喫茶?それとも私?」
人物
登場エピソードは第2部『マーメイド・フロム・ブラックウォーター』。
壊れて汚染された川に落ちていたところを、バイク鍛冶屋兄弟の自閉気味な弟カキオに拾われ、ジャンクパーツなどで修理された高級オイランドロイド。
ニンジャスレイヤーが修理のために預けていたアイアンオトメのUNIX電子キーを無断でコピーして起動に使用したためか、自我を持つようになる。
「エトコ」という名前は、動揺したカキオの「き、き君は、エト……エット……」というセリフを名前入力と認識したことから。
通常、オイランドロイドは人間に危害を加えることは出来ないのだが、カキオに暴力を振るってエトコを陵辱しようとしたヨタモノを、テクノカラテで返り討ちにしている。
不器用なカキオとの間に不思議な絆と友情を築いていくが、なぜかザイバツ・シャドーギルド配下のハッカーとザイバツニンジャのデスナイトにつけ狙われるようになり・・・。
容姿
オイランドロイドであるため、当然美しい見た目をしている。
オイランドロイドといえど全裸のままでは流石に問題があるため、カキオによってバイク鍛冶屋のツナギを着せられている。
物理書籍版ではわらいなく=サンの手によって前髪ぱっつん、シリコン皮膚を失って球体関節が露出しているというデザインに仕上げられ、一部のヘッズの性癖を大いに刺激した。
劇中の活躍(ネタバレ含みます)
ザイバツに狙われたのは、エトコのメモリーにオイラン屋形船「紀州」での秘密談合の情報が残っていたため。
会合の直後、口封じのためにザイバツ傘下のヤクザ・タジバたちが「紀州」を爆破し、談合に参加していたサラリマン達を暗殺。談合の場にいたオイランドロイドたちも破壊したが、エトコだけは完全に破壊しそこねてしまっていたところを、カキオによって再起動されてしまったのだった。
その後、デスナイトによる襲撃を受け、カキオを守るために応戦するが、力及ばず半壊。
乱入してきたニンジャスレイヤーによってデスナイトが倒されたことで2人は助かるが、自身の存在によってカキオに危害が及ぶことを恐れた彼女は、最後は虫の息のデスナイトを抱えて自ら燃え盛る炎の中に消えていくのだった。
「カキオ=サンありがとう。友達になってくれてありがとう。カキオ=サン」
「カキオ=サン、また私を作ってね。私は、さようなら」