概要
小説版において主人公ダバ・マイロードの親友、ミラウー・キャオが製作していたと思しきHM。
キャオのセリフ中に出てくるのみで挿絵もなく、実機がどういう物かは不明。
・劇中終盤に差し掛かった頃、多くの激戦を潜り続けていい加減くたびれてきたエルガイム及びエルガイムMk-Ⅱの整備中に、メカニック間の与太話としてMK-Ⅲを新造しようとの話題が上がった。
キャオは「俺の青春をエルガイムの整備だけで終わらせる気か」と反論はしたものの、その後すぐに「MK-Ⅲか、面白いな」とつぶやいており、まんざらでも無かった模様。
・オルドナ・ポセイダル討伐後、キャオが死ぬ間際のセリフにMK-Ⅲが造りかけであると語られている。
MK-Ⅲに関する描写は以上の2点のみであるため、具体的な所は何もわかっていない。
なお別の平行世界とも言うべき、永野護氏の個人的な構想においては異なる設定で存在する。
MK-Ⅲ ワンダースカッツ
小説版と異なり実機が完成しているが、ヘビーメタルではなく可変戦闘機と言うべきもので、ヘッドライナーは(こちらの世界では生存している)ネイ・モー・ハンが務める。
長方形のボディに、前方に長く伸びた機首、機体左右に鋭角な三角形状の板を立てて持つ。左右斜め前方に向けて突き出た枝状のパーツが特徴的。カラーリングはややくすんだ水色とコバルトブルーの青ツートン。
機体下部中央にバスターランチャーと思われる大型火器を装備し、ポセイダルの空中宮殿を一撃で破壊した(ただし、この時宮殿はすでに無人の状態だったという)。
この場面のイラストは角川書店の「ザテレビジョン別冊・アニメシリーズ②重戦機エルガイム2」に掲載、また、こちらはシルエットのみだが、戦後のダバとアムの結婚式にて上空を飛ぶ姿がラポートの「重戦機エルガイム大事典」に掲載された。