オドデ様

おどでさま

岩手県に伝わる霊鳥の一種。

概要

岩手県九戸(くのへ)市、江刺家岳(えさしがたけ)の麓に出現したとされる、2升樽くらいの胴に、フクロウの様な目玉、そして下半身が人間の足の様な姿をした霊鳥。

人の言葉を話し、読心術が使えたり、運勢を占ったり、天候を予言したり、失せ物を見つけ出す等といった神通力を持つとされ、語尾に「ドデン、ドデン」と繰り返す妙な話し方をしたといわれており、この喋り方からこの名前で呼ばれるようになったとされる。

伝承によるとその不思議な力を持つ神として村人たちから崇められていたが、ある時、この力で金儲けしようと目論んだ名主の強欲さに呆れて何処かへと飛び去ってしまったとされている(最初にオドデ様が出会った無欲な若者の元へ行き、自分の力を有効に使えと言って石なったという説もある)。

関連タグ

霊鳥