概要
「重明の鳥(ちょうめいのとり)」の別名でも知られる中国の伝承に伝わる霊鳥。
中国語では双睛をショアンチン(Shuangjing)、重明鳥をチョンミンニャオ(Zhongmingniao)と読む。
“尭”が天帝に在位してから70年経ったのを記念して献上された霊鳥で、鶏の姿に似ているが、瞳が2つあり鳳凰のような声で鳴くとされており、羽毛が抜け落ちても、羽根の無い翼で空を飛ぶ事ができたという。
また、滅多に姿を見せない鳥でもあり、多くても1年に数回、少ない時は数年も現れないとされており、虎や狼などの猛獣を追い祓ってくれたり災害を防いでくれたりするので、人々は双睛が家に巣を作ってくれることを願って家の前を常に綺麗にしていたといわれている。