概要
1922年から1939年にかけてイギリスのオースチン・モーター・カンパニーが生産していた小型自動車。英国の大衆自動車市場を確立したのは、有名なクラシックMiniではなくこの車である。
メカニズムはデフギアを備えたフロントエンジン・リアドライブ、水冷直列4気筒エンジン、3速リバース付マニュアルトランスミッションなどオーソドックスながら本格的な乗用車と同様のもので、商品力の高さから、それまでの玩具のようなサイクルカーをあっという間に駆逐した。
英国外でもドイツのアイゼナハ車両製作所(BMWの自動車生産部門のルーツ)やフランスのローザンギャールなどでもライセンス生産された。昭和初期の日本にも相当台数のオースチン・セブンが輸入され、オーナードライバーや商店などの自家用車として使用されていた。
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