概要
マイルストーン製縦スクロールシューティングゲーム第1弾。
通常のシューティングにある道中(ザコ戦)を一切廃しボス戦のみで構成された(※)ステージ構成や性質の違う2つのフィールドを行き来するシステムが特徴。
市場もプレイヤーもCAVE一辺倒であった時期の作品であったため登場当初は批判が多かったが、
後のマイル作品に通じる『戦略的な敵弾の無効化および攻撃』や『音楽と演出による独特のトリップ感』は一部で中毒的な好評を得た。
※2005年に発売されたゲームキューブ版では道中が追加されたモードも存在する。
フィールドチェンジ
2つのフィールドはCボタンで任意で切り替えることができる(フィールドチェンジ)。
この時敵弾がすべて消滅し一瞬無敵になる為、一般的なSTGのボムの代わりとも言える。
一度フィールドチェンジをすると約6秒間はフィールドチェンジできなくなる。
(フィールドチェンジ可能な場合はその目印として白いオーラがつく)
オーダーフィールド
- 敵の攻撃は穏やか
- 自機の攻撃力が低く、攻撃範囲も狭い
- ロックオンショットは敵のパーツのみロックオン可能
- パーツ破壊時に出るアイテムが多い (後述の特殊攻撃に使用)
カオスフィールド
- 敵の攻撃が激しくなる
- 自機の攻撃力が高くなり、攻撃範囲も広がる
- ロックオンショットが敵のショットもロックオン可能になる
- パーツ破壊時に出るアイテムが少ない
- ステージによってはボスが変形する
以上の違いからわかるように、オーダーで稼いだアイテムを(適宜オーダー内で使いながら)
カオスに持ち込んで一気に放出し破壊点を稼ぐのが基本となる。
特殊攻撃
ボタン同時押しにより敵弾を防ぐ盾のようなビット『ウィングレイヤー』、
捕捉した敵および敵弾を追尾する『ロックオンショット』の2種類が用意されている。
この特殊攻撃で敵パーツおよび敵弾を破壊するとコンボが発生し、それに応じて破壊点に倍率がかかる。
特殊攻撃は最大10発分までストックでき、それを補充するアイテムも(オーダー内なら)大量に出現する。
そして特殊攻撃をカオスで使用するとかなりの数の敵弾を防ぐことができる。
マイル作品の『敵弾は積極的に防ぐ』というスタイルはすでにここで確立していたのである。
なお、ロックオンショットをカオスで使用するとほぼ確実に凄まじい処理落ちが発生する。
このスロー状態を演出とみなし映画『マトリックス』のようなトリップ感を見いだす者もいるとか。
余談
後のKarousにて、『カオスフィールド移住計画』なる語句が登場する。
公式情報が少なすぎる為憶測の域を出ないが、このゲームに登場するカオスフィールドと同一と思われる。
時間軸的にもこの作品がマイル作品内暦で最後にあたるものという考察もある。