概要
ペルム紀の北米、ヨーロッパ、南米、アフリカに生息していた真正爬虫類カプトリヌス科の動物。カプトリヌス属には複数の種が含まれ、歯などによって区別される。
学名の意味は「捕まえる鼻」。後述する吻の特徴に由来する。
全長約30cm。
上顎骨の先端が湾曲しており、これによって獲物を捕らえたと考えられている。
顎の筋肉をつけるための開口部がないため、顎の力はそれほど強くなかったと思われる。
古環境から推測される獲物は小型の有羊膜類や分椎類、空椎類など。
カプトリヌスの尾骨には亀裂があり、敵に襲われた際に自切する事で身を守ったとされる。
亀裂は若年個体に見られ、成長に伴って尾骨の結合が強くなるため自切機能は失われる。