概要
植物食性の2本の牙が特徴的なディキノドン類に属する単弓類の一種である。体長2~2.5mにもなる大型のディキノドン類であり、名前の由来は「カンネマイヤー(この単弓類を発見した人名)に因む」から来ている。三畳紀に世界中に広く分布し繁栄したといわれるディキノドン類の代表的な動物の1つで、当時は大陸移動によってすべての大陸が陸続きとなる「超大陸パンゲア」を形成しており、本種はアフリカ南部に出現し、後に南米、アジアへと 分布を広げていた。最も分布を広げたリストロサウルスと並んでパンゲア大陸の存在を示す化石証拠として有名である。