ガスコーニュ、起動完了。指示確認:主(メートル)に自由と勝利を――
ガスコーニュ、これより奉仕行動を開始する
プロフィール
レアリティ | PR※ |
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所属 | レッドアクシズ・ヴィシア聖座 |
艦種 | 戦艦 |
艦級 | 架空存在・リシュリュー級4番艦 |
イラストレーター | Liduke |
CV | 小松未可子 |
入手手段 | 開発ドック;特別計画艦(第2期) |
自己紹介 | ガスコーニュ、リシュリュー級戦艦四番艦、戦火により建造頓挫。…今は、主のために戦闘行動を行い、敵を殲滅する |
公式紹介文 | リシュリュー級戦艦四番艦として建造が予定されていた特別計画艦。指揮官を「主(メートル)」と呼ぶ、儚げな少女。機械・人形を連想させるような言動をしており、彼女曰く「カンジョウ」機能が開放されていないとのことだが…? |
好きなもの・こと | 「好物」の定義を求む 主によるメンテナンスの感情モジュールの励起効果の存在を認む |
苦手なもの・こと | 温度上昇を引き起こす経口摂取する飲食物が該当すると判断 |
一人称 | ガスコーニュ |
趣味 | 定期的な自己検査が有益と判断 |
特技 | 事務処理の並行対応 |
※SSR相当。
誘導
μ兵装版については→ガスコーニュ(μ兵装)
概要
ゲーム『アズールレーン』に登場するKAN-SEN(キャラクター)のひとり。
ゲーム『World of Warships』とのコラボ企画兼ハイエンドコンテンツ、「特別計画艦」第2期の一角。
ジャン・バールに続くヴィシア所属の戦艦。彼女の実装により、主力艦隊をヴィシアのみで組めるようになった。
例によって入手は「開発ドック」から行う。
開発開始条件はユニオンの陣営技術ポイント760点かつ鉄血の陣営技術ポイント420点だが、「戦術データ収集」は鉄血・アイリス・ヴィシアの主力艦(=ユニオン艦は非対象)となっているため違いに注意。
実装当初は開発に期間限定建造のキャラクター所持が必須となっていたが、2023年12月現在ではどの陣営も入手手段が常設されたため、入手のハードルはかなり下がっている。
キャラクター像
容姿
先んじて登場していた姉たち同様の、砲塔と艦橋を乗せた大きな艤装が目を引く。
紹介ツイートでその全体図が公開されている。基本的にトリミングされるものなのでこの扱いは異例ともいえる。
服装は凝ったデザインの多いアイリス・ヴィシアの仲間たちに比べてるとシンプルであり、サン・ルイと同様の白と青を基調にしたオフショルダーのワンピース。特徴的な浮遊状態の一対のケープ以外、見た目の奇抜な点は無い。
モノトーンカラーで落ち着きのあり、清涼な雰囲気を感じることのできる透明感……どころではなく、ライトや照明に照らされるだけでインナーの様子を窺える程の、本当に透け透けのようだ。
びそくぜんしんっ!ではレオタードやバニースーツ的なインナーを着用してる模様。
手に持っている槍状のものは、サン・ルイのものと比べると鋭利ではないため、十字架かと思われる。
性格
機械的な振る舞いが特徴的なKAN-SEN。彼女曰く「本来KAN-SENにあるべき『カンジョウ』が無い」との事。その言動はどこまでも冷徹で、感情表現を非効率的で不要なものであると切り捨てている。建造後、心優しいけど若干スケベな主(メートル)と感情豊かなKAN-SEN達に囲まれ、非効率的な感情表現行為に疑問を抱き続けている。
敗北時は自身の廃棄を提言したりと、自分を大切にしない様な振る舞いが中心。
ちなみに、母港帰還時に勧めてくる「アルマニャック」とはフランス名産のブランデー(お酒)であり、ガスコーニュ地方のアルマニャック地域で生産され、かつ法定基準を満たした物のみがこのブランドを名乗れる。
連続式蒸留で生産され、度数は最低でも40度となるため母港に戻って勧められるままガバガバ飲んでいると指揮官の肝臓は死ぬし、高い物だと5万近いため最悪財布も死ぬ。強いお酒ではあるが最高等級のものは味わい深くフルーティで個人差はあれど美味である。
たまにはガスコーニュと一緒にグラスを傾けるのも一興だろう。
性能
スロット配分は戦艦主砲1/軽巡・駆逐副砲3/対空砲1。
限界突破によって主砲砲座が増えないが、スキルの効果により事実上「1回ごとに狙い直す主砲砲座2」として振る舞う。
最大180%という高い主砲補正とUR艦すらしのぐ火力により、一撃の重み、とりわけ手動操作時の破壊力では今なお戦艦カテゴリ最高峰に位置する。
その他ステータスも基本的に高くまとまっているが、対空だけは低めの補正値が災いして不得手なので適宜カバーしたいところ。
スキル
- 感情抑制モジュール(防御)
戦闘中、自身の耐久が最大値の50%を下回った場合、自身の回避が15.0%(MAX30.0%)アップし、8秒間自身の耐久を8%回復する。1回の戦闘で最大2回発動可能 |
回復は正確には「2秒毎に2%ずつ、合計8%回復」する。また、1回目の回復が終わった時点で自身の耐久が50%を切っていた場合、次に被弾した際すぐに2回目が発動する。なおテキストにないが戦闘開始から6秒間は発動判定がないため注意。
回避を上げながら回復できるため、数値以上に粘り強く戦える。スキル込みでの実質的な耐久値はUR戦艦にも迫る。
- 感情抑制モジュール+(防御) ※要竜骨編纂
1 | 戦闘中、自身の耐久が最大値の50%を下回った場合、自身の回避が15.0%(MAX30.0%)アップし、8秒間自身の耐久を8%回復する。1回の戦闘で最大2回発動可能 |
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2 | 戦闘開始時、自身の耐久度が最大値の50%を上回った場合、自身の対空が4.5%(MAX12.0%)アップし、【精密射撃プロトコル】の特殊弾幕を強化する |
竜骨編纂を完了すると「感情抑制モジュール」から強化される。
元々の効果はそのまま、耐久値が半分以上だった場合に対空バフと弾幕強化(威力増加・射程延長)が追加される。耐久の判定は戦闘開始時で、バフは戦闘中永続。
- 精密射撃プロトコル(攻撃)
1 | 1回の装填での主砲攻撃回数が2になり、1回の主砲攻撃での斉射数は1になる |
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2 | 手動照準による威力強化効果が25.0%(MAX40.0%)になる |
3 | 戦闘開始20秒毎に、50.0%(MAX100%)で発動、強力な弾幕を展開する(威力はスキルレベルによる) |
①に関しては、前述のとおり「1回ごとに狙い直せる主砲砲座2」として振る舞う、と考えてよい。これにより、誰もいない場所に弾が飛んでいく事態を避けられるほか、すべての砲撃に手動時の威力増加効果をかけることができる。
②は①とのシナジーを意識した効果。オートでは効果が発揮されない。
③は定時弾幕。スキルレベル最大で確定発動となる。
弾幕は上下に広く並んだ投射弾9発×3列。ル・トリオンファンの全弾発射のようなトリコロールでかなりキレイ。
砲撃を一点集中させるガスコーニュにとってありがたい面制圧用のスキルだが、射程がやや短く、竜骨編纂なしだと海域では自陣と敵陣の境界線あたりにしか届かない(編纂で多少伸びる)。また奥に引きこもるタイプのボスに対してはほぼ弾幕が届かない事は留意したい。
なお、演習では編纂なしでも相手の主力艦隊まで届く。
運用
アイリス・ヴィシア戦艦でおなじみの開幕砲撃ができないこともあり、道中艦隊よりは手動操作でボスを狙い撃ちする際に最適任といえる艦。ただオート時にもカットインでの砲撃はネームドを優先的に狙う性質があるため、他の艦船よりも重要目標への打撃力は十分高いといえるだろう。
編成時は「精密射撃プロトコル」の弾幕を最大限生かすため旗艦が推奨される。弾幕スキルなし+手動補正持ちのジャン・バールは好相性。ただ陣営バフ持ちのリシュリューを組み入れる際は旗艦を譲らないといけないのが悩ましい。
史実解説
モチーフは、フランス海軍のリシュリュー級戦艦4番艦として計画された「ガスコーニュ」(Gascogne)。設計が3番艦「クレマンソー」以前とは大きく異なるため、「改リシュリュー級・ガスコーニュ級1番艦」とする資料もある。
艦名はフランス南西部のガスコーニュ地方にちなむ。リシュリュー級の中では唯一人名由来ではない。
ガスコーニュ級の大きな特徴は、リシュリュー級とは砲塔の配置が大きく異なることだった。
リシュリュー級は前側に主砲塔2基・後側に副砲塔3基なのに対し、ガスコーニュ級は主砲塔を前後に1基ずつ、副砲塔は前部砲塔の後ろに2基・後部砲塔の前に1基という構成の予定だった。
ガスコーニュ級戦艦は1938年度計画で3隻の建造が承認されたが、資材収集が遅れたうえ、建造しようとしたころにはすでにドイツがフランスを占領してしまっていたため、起工すらされず立ち消えとなった。もし完成していれば、リシュリュー級3隻・ガスコーニュ級3隻の体制で運用する予定だったともされている。
なお、3隻の建造が承認されたとはいうが、なぜか続く2・3番艦の名前は明らかになっていない。次級のアルザス級の名前は判明していることから、アルザス級の一部がガスコーニュ級だったのではないか、とする説もあるが、推測の域を出ない。
コラボ元の『World of Warships』ではTier8のプレミアム艦艇(使うには課金が必要)として登場。
弾速が速く弾道が低いため命中精度に長け、また他の戦艦に比べて「修理班」(回復アイテム)の使用間隔が短いという強みを持っている。アズールレーンのスキル効果はそれをリスペクトしたものと思われる。
関連イラスト
関連タグ
計画期 | 艦名 |
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1期 | ネプチューン/モナーク/伊吹/出雲/ローン/サン・ルイ |
2期 | シアトル/ジョージア/北風/吾妻/フリードリヒ・デア・グローセ/ガスコーニュ |
3期 | チェシャー/ドレイク/マインツ/オーディン/シャンパーニュ |
4期 | アンカレッジ/白龍/エーギル/アウグスト・フォン・パーセヴァル/マルコ・ポーロ |
5期 | プリマス/プリンツ・ループレヒト/ハルビン/チカロフ/ブレスト |
6期 | キアサージ/四万十/フィリックス・シュルツ/ヒンデンブルク/フランドル |
照合完了――お帰りなさい、主(メートル)
以下の項目はガスコーニュの好感度に関するネタバレがあります。閲覧には注意してください |
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この艦隊で学んだ多くの「感情」、「悩み」、そして「楽しみ」……主がガスコーニュに望むこと、今ようやく理解した。主、本当に、ありがとう……
好感度「愛」まで至る時、彼女の封印されていた感情機能が起動。溢れ出る指揮官への思いと共に、今まで出さなかった感情の籠もった声で愛を伝える。
以後、セリフが全体的に変化。声が感情豊かになり、楽しげなトーンで指揮官の帰還を喜んだり、サボりに対して「よくない」等、活き活きとした性格へ変化する。
テキストにおいても、カタカナ表現であったカッコ内の言葉(「ショウドウ/衝動」「ヨロコビ/喜び」「アンシン/安心」など)が全て漢字表記に変化しており、彼女が感情と愛情に目覚めた事を示してくれる。