「おまたふぇゆーごー」
プロフィール
エンブリオ名 | 【白氷乙女 コキュートス】 |
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TYPE | メイデンwithチャリオッツ |
能力特性 | 審判&罰 |
到達形態 | Ⅴ(第七章時点) |
紋章 | 雪の結晶と中に光 |
身長 | 145cm |
体重 | 41kg |
CV | 小倉唯 |
概要
キューコはユーゴーによる愛称で、正式名称は【白氷乙女 コキュートス】。
初登場時はエンブリオである事を隠しており、ゴゥズ戦にてその真の姿を初披露する。
容姿
メイデン体では白眼白髪の小柄な女の子。外観年齢は12歳ほど。
全身を白い衣装で身を包んでおり、ロシア帽、マフラー,ロングコート、肌の色に至るまで白で統一されている。
目の色は書籍版、アニメ版では白色、漫画版では青色。
性格
感情に乏しく、淡々とした喋り方をするが、そこから発せられる言葉は棘が多く、思った事をストレートに口に出す毒舌な人物。
二章での発言はユーゴー曰く、「これでもまだおとなしい方」らしく、実際これ以降の彼女の台詞は明らかに棘が増えている。
また、固有スキルの影響から周囲の人間の同族討伐数が感じられ、殺人数が多い人物がいると不愉快になる。
この感覚は【殺人姫】と会ってからさらに鋭敏になった。
人型のエンブリオには変わった食癖を持つという特徴があるが、彼女の場合は白いものしか食べないという特徴がある。
作中における彼女の台詞はほとんどひらがなで統一されている。(※蒼白詩篇にて過去のユーゴーの台詞を発した時には漢字が使用されている)
能力
チャリオッツとしての姿は、ユーゴーが操縦する乗機(マジンギア)の追加武装。
マジンギアと融合した場合、氷の如き武装と装甲に変化する。
両腕に付いた氷のブレードで対象を切り裂いたり、装甲部分を移動させて特定部分の防御を固められたりと攻守共にマジンギアをサポートする。また、破損した部位を装甲で塞いで補強するといった応急処置も可能。
メイデン体でのステータスもそこそこあり、下級時点で山賊ティアン達を単身で叩きのめしている。
とはいえ固有スキルが使えないため限界はあり、上級職のティアンには及ばない。
この戦闘能力はマジンギア無しでは貧弱な物理ステータスしかないユーゴーを守るための能力と思われる。
だが機体強化もメイデン体のステータスもオマケで、本領は固有スキルにある。
能力特性は審判と罰。
コキュートスの名の通り、範囲内に入った対象を同族討伐数に応じて強制的に凍結させる。
本来は殺人を犯した悪人を想定した効果だが、死んでも復活する闘技場がある上に不死身のマスターが大量に存在するデンドロの現環境と噛み合った結果、
実質ほぼ全ての人間を凍結させる壊れ能力と化している。
加えてマジンギアとの融合時限定、討伐数の条件設定とリソースを絞った結果、スキル自体の出力も形態間のリソース差に比してかなり高くなっている。
能力特性がデンドロの現況と合致した極めて強力なエンブリオであり、上級エンブリオながら超級のマスターにも注意対象として扱われる程。
そのため章が進むごとに対策もとられており、固有スキル対策の装備が開発されたりしている。
スキル
- 《紋章偽装》:アクティブスキル
エンブリオの紋章を偽装するスキル。メイデン体で一定以上戦闘経験を積むと発現する。
キューコの場合ステータス画面に【斥候】のジョブと適当なステータスが表示される。
相手にエンブリオと思わせず情報アドバンテージを守るスキルだが、有名マスターになるほど意味がなくなる。
- 《気配操作》:アクティブスキル
メイデン体でのみ使用。
自身の気配を操作し、相手に存在を悟られない様にする。
- 《地獄門》:アクティブスキル
コキュートスの固有スキル。
コキュートスを中心に半径200m内の対象を、13秒毎に『同種族の討伐カウント数』%の確率で対象の身体を『同種族の討伐カウント数』%だけ【凍結】させる。
マジンギアとの融合時のみ使用可能。
簡単に言えば自分と同じ種族を殺している程凍りつく確率が上昇するスキルであり、討伐数が100を超えた時点でスキルの発動確率は100%に達し、効果範囲内に入った時点で凍結が確定する。
また、この凍結は討伐数に応じて凍結という結果を押し付ける概念攻撃であるため、相手が炎を纏ってようが凍結耐性を持ってようが討伐数次第で凍結させる。とはいえ、《煉獄閃》の存在もあり、凍らせた対象の熱量そのものは無関係でもない。
凍結時間は同族討伐数に比例して長くなり、効果範囲はある程度縮小することも可能。
強力無比な効果だが、同族討伐数が少ないと意味がなく、種族を変更するスキルを持つ相手にはあまり効果がない欠点もある。
空気中にある特定の粒子を伝って効果を発揮するため、気密性が高い空間で戦闘する相手(兵器乗りなど)や該当する粒子を遮断している相手効果が無い。
ほかに凍結領域の外から攻撃してくる相手や、スキル判定の13秒間で勝負をつけられるにも相性が悪い。
また、無差別ではないが、スキル対象除外の選択内容が「ティアン」「マスター」「モンスター」「個人」「『同族撃破数』何体以下」しかなく敵味方の識別ができないため、味方や護衛対象が多い集団戦闘では使用しづらい。
- 《煉獄閃》:アクティブスキル
コキュートスの固有スキル。
《地獄門》で凍結させた相手の熱量を溜め込み、両腕から炎の刃として噴出する。
マジンギアとの融合時のみ使用可能。
コキュートス唯一の攻撃スキル。
MP消費が激しく、一度の使用で全ての熱量を吐き出すため連続して使えないという欠点はあるが、使用しない限り吸収した熱量は蓄積され続ける。
そのため蓄積量次第では格上にすら致命傷を与える高火力となる。
- 《第二地獄門》:アクティブスキル
コキュートスの固有スキル。第四形態への進化で獲得した。
コキュートスを中心に半径200m内の対象を、「対象からこれまで受けたダメージ(減算分含む)×『同族撃破数』%÷対象の総HP量」の範囲だけ、対象の肉体を【凍結】させる。
マジンギアとの融合時のみ使用可能。
分かりやすくいうとユーゴーに1000ダメージを与えて、これまでに「人間」を20人殺傷したHP1000の相手の場合、1000×20%÷1000である20%だけ身体が【凍結】する。
それ以外の仕様は《地獄門》と同一。
効果はスキル発動時の一瞬だけで、次に効果を発揮させたい場合は再び使用する必要がある。
相手の攻撃を受けることを代償に、元の《地獄門》ほど相手を選ばず効果を発揮する能力と言える。
...ぶっちゃけレイとネメシスの影響を受けまくった迷走の産物である。
実際能動的に発動出来ない上凍結確率も低く、マジンギアは防御力が(上級マスター視点では)紙なので攻撃を受けて機体の機能を保つこと自体が困難。
元の《地獄門》は運要素はあるが大抵の相手を対象にできる上複数人に効果があり再判定もあると、実用性ではるかに負けている。
※ここからはWeb版のネタバレが含まれます。ご注意ください。
- 《百刑氷河(コキュートス)》:アクティブスキル
コキュートスの必殺スキル。第五形態への進化で獲得した。
複数の種類があり、自身もスキルの影響を受ける無差別型のスキル。
効果範囲は半径200mで、マジンギアとの融合時のみ使用可能。
他者は同族撃破数に応じて影響に違いが出るが、ユーゴーは同族撃破数が100を越えているため、必ずフルで影響を受ける。
《地獄門》と違い空間そのものに影響を与えるため、真空中や気密性の高い空間にいる相手にも効果を発揮する。
発動中は他の固有スキルを発動できず、スキルを解除すると直前の使用時間と同じ時間のクールタイムが発生する。
現在は二種類使用することができ、内1つは詳細不明。
- 《百刑氷河・実りの戒め(コキュートス・カイーナ)》:アクティブスキル
敵味方問わず、効果範囲内で使用された回復スキル・回復アイテムの回復量を『スキル・アイテムの使用者の同族撃破数』%減少させる。
今まで回復系の敵と戦ってきたことで発現した回復封じのスキル。
ユーゴーも影響を受けるものの、ユーゴーのマジンギアには回復機能が元々無いためユーゴーが負傷していない限り実質ノーリスクである。
余談
チャリオッツはエンブリオ単体で駆動可能な乗り物であるのが普通だが、キューコの場合は孵化する前からユーゴーがマジンギアを扱える環境にあったため、マジンギアの追加パーツ(TYPE:アドバンス)として誕生した。
仮に戦闘機体付きで生まれた場合、《地獄門》の性能が低下し、戦闘能力も今のマジンギア+キューコより低下していたと考えられる。