概要
昭和40年に国学院大学民俗学研究会が発行した、『年刊民俗採訪』昭和38年度号に紹介される憑き物の一種。
宮崎県東臼杵郡西郷村田代で採録された伝承で、キンタカコウとは犬神に似るがそれよりも高位の存在であり、よく人にくらいつくという。
取り憑かれると、子供ですら普通は大人でも話せないような高度なことをいくらでも喋るといわれ、このような状態の人は「カゼモチ:風持ち」と呼ばれた。
さらに取り憑かれやすい家筋というものもあったといわれる。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成27年5月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。