概要
馬に取り憑かれる者は大抵、馬を粗末に扱ったり、虐め殺したりした張本人、もしくはその者の親族や周囲の人物だが、中には若い頃の仕事の行いが悪かった人物が生きながらに畜生道に落ちたという変わり種もある。
取り憑かれた者はまるで馬のような仕草、例えば馬屋に入って目をむきながら嘶いたり、桶から雑水を飲み干したりといった動作を行う様になり、最終的には精神に異常をきたして死んでしまうという恐ろしいもので、この様な状況に陥ってしまうとまず助からない場合が多い。
創作での扱い
開幕で馬顔の人物から祓われたが、霊能力者カムイの助手シヅカに憑依してしまう。
今流行の馬の要素を持つ少女姿になると思いきや・・・
「塩の長司」にて、塩谷長次郎と名乗って興業していた四玉の徳次郎が保護した記憶喪失のお蝶は、加賀の国小塩ヶ浦の馬飼長者の二代目塩屋長司と関係があるようであり・・・
馬憑きが塩屋敷の旦那と呼ばれる人物に憑依して肉体を乗っ取るエピソードが存在する。