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クラミジア

くらみじあ

クラミジアとは性器クラミジア感染症、もしくはクラミジア科の細菌を指す言葉である。
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概要編集

以下の二つの意味をもつ言葉だが、pixiv内では主に1番目の意味で使われることが多い。


  1. 性器クラミジア感染症のこと。本記事で解説
  2. クラミジア科の細菌の通称。→クラミジア科(リンク先はWikipediaの解説ページ)

性器クラミジア感染症編集

クラミジア・トラコマチスの感染により起こる感染症。性行為感染症の中では最も報告件数が多く、代表的な性感染症のひとつとして知られている。


1回の性行為での感染率は30~50%とかなり高いうえに自覚症状が乏しいため、性感染症の中でも特に感染拡大しやすいとされる。


症状編集

男性の場合は2~3週間の潜伏期間を経て尿道炎を引き起こすものの、淋病などと比べると症状が軽めであり、そもそも自覚症状がないことも少なくない。女性や咽喉への感染では無症状のことも多い。


ただし、クラミジアに感染していると、他の性感染症やHIVの感染率が飛躍的に高くなるとも言われているので、意外と侮れない感染症である。


また、感染に気付かず放置していると男性の場合は前立腺炎や精巣上体炎、女性の場合は卵管炎などの症状が出ることがあり、場合によっては子宮外妊娠や不妊、流産、早産などを引き起こすこともある。


なお、マイコプラズママイコプラズマ肺炎とは別の菌による性感染症)などに代表される非クラミジア性かつ非淋菌性の尿道炎と症状が似ているとされるが、検査によって容易に鑑別することができる


予防法編集

他の性感染症と同様に性行為時にコンドームを正しく着用することが基本的な予防法である。また、前述のとおり自覚症状が出ないことも多いため、無闇に多数の人と関係を持つなどといった感染リスクの高い性行動をしない事も大事である。


治療法編集

性器感染・咽喉感染のいずれであってもマクロライド系やニューキノロン系、テトラサイクリン系の抗生物質が用いられる。


医師の指示に従って治療を進めれば完治できる病気だが、完治後も性的パートナーを通じて再感染するリスクがあるため、治療を終えても引き続き予防を徹底することを推奨する。

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