作者:中村充志
概要
ここは人口15万人――――
東京都多摩市――――
貧困生活に苦しみ、バイトに励む遊佐千秋。そんな彼女に"時給10万円"というバイト先を知る。怪しげながらも行ってみた矢先、急に河童に襲われてしまった。
そこにバイト先の勤め人である庵藤クロクという男に助けられた。
彼に案内されたバイト先は、なんと妖怪専用の市役所『(裏)多摩市役所』であった・・・・
登場人物
庵藤クロク
作品の主人公。市役所職員であるにもかかわらず、市役所としての仕事が苦手。更には性格も不器用なせいで、妖怪に私事を相談されることは皆無に等しい。
しかし『得意な仕事』(戦闘)に関しては、自身が持つ怪力と「なんとか悟空」から貰った変幻自在の「なんとか棒」を駆使して妖怪のトラブルを解決していく。(本人は「なんとか棒」の本名を覚えていない)
苦手なものは苦手と捉えるが、得意なもので多摩に関わるもの全てを守るという信念がある。
遊佐千秋
作品のヒロイン兼ツッコミ担当。普通の女子高生。妹の良子との二人暮らし。
座右の銘は「質素倹約」。尊敬する人物は上杉鷹山。好きなものはスイーツと現金。
時給10万円に嗅ぎ付き、河童に襲われ、本当に時給通り貰えたのをきっかけに、
(裏)多摩市役所にバイトとして勤める。最初は警戒したものの徐々に妖怪に慣れていく。