概要
舞台である海周辺の地域を縄張りにする私設武装集団「バイアス・グラップラー」が所属する兵士たち。
本来の「グラップラー」の意味で使われる格闘家としてのニュアンスは全く無い。
装甲服を着用していることからプロテクタ装備状態になっており、銃で攻撃してくるのが一般的。背中に帯刀している得物はなぜか全く使わない。水中に飛び込んでも移動に不自由している様子がないため、機動性にも優れているものとみられる。
ボス戦では装甲車「グラップルタンク」を引き連れている様子も。
兵士といってもその大半は寄せ集めらしく、統率された動きを取れる面々はかなり限られている様子が窺える。組織の行動方針である人間狩りのために動員されている様子がある一方、荒廃した町でカツアゲなどのしょうもない悪事を行っているシーンや、自分たちの拠点でグダグダにくつろいでいる姿も見られ、いわゆる「荒廃した世界の悪党たち」を体現したキャラクターを様々なシーンで表現している。
そのため、気骨ある人々からは蔑視の対象にもなっており、「人間の汚い心に湧く蛆虫」などと例えられている。
一覧
メタルマックス2
- グラップラー
- 題名どおりの一般兵。銃撃を仕掛けてくるだけのザコである。序盤こそ周囲のザコより強いが、根城にしている「グラップルタワー」でエンカウントする頃になるとその強さは完全に下っ端。時々口汚く罵ってきてターンを無駄に過ごすこともある。ブルベロスに呼ばれて加勢することもあり、犬にこき使われる末端兵の肩身の狭さが窺える。
- 一応、エルニニョ近辺で出現するものよりも、グラップルタワーや風力発電所に出現するもののほうがプロテクタ装備やパラメータの都合上で少しだけ強くなっている。
- チンピラップラー
- なんか出来損ないのグラップラーみたいな名前だが、オリジナル版ではイスラポルト周辺に出現するこちらのほうが格上。チンピラという肩書きめいた名前に騙されるなかれ、ターンを無駄に過ごすことはなくなり、手榴弾による全体攻撃を新たに身につけている。しかし徒党を組んで現れる傾向は低く、単独で出現してはハンターたちの的になることもしばしば。
- 開発段階での仮名は「チンピロイド」だった。それを裏付けるかのごとく、他の面々が「バイオニック」に分類される中、こいつだけは「サイバネティック」に分類されている。
- SSグラップラー
- 本拠地バイアス・シティに出現する精鋭のグラップラー。行動傾向はチンピラップラーと似ているが、各種パラメータが段違いに強化されているため、バイアス・シティにおける恐怖の軍団という印象を残した。銃撃の強化は当然だが、集中攻撃をしてくるうえに防御をしてこなくなったほか、手榴弾がスマート爆弾に変化したことで、被害が格段に大きくなり、特に各個撃破されやすくなっている。他のグラップラーと違い、バイアス・シティで「製造」されている模様。
メタルマックス2リローデッド
- チンピラップラー
- チンピラに毛が生えた程度のグラップラー兵士。序盤で登場する。リローデッドで最下位に格下げとなった。
- グラップラー
- 一般的なグラップラー兵士。今回は出現場所による個体差が激しくなった。口汚く罵ったりと無駄な行動を取る事も。
- グラップルアーミー
- 中堅的なグラップラー兵士。スカンクスの護衛として登場する。
- ブルグラップラー
- 上級グラップラー兵士。デビルアイランド等を防衛する。
- SSグラップラー
- バイアスシティーを守護する親衛隊。クローン兵士であり、無駄な行動を取らず強力なスマート爆弾で粛々と攻撃してくる。今回リローデッドでは集中攻撃がオミットされたことなどを理由に大幅に弱体化した。クローンにしては自我の強い叩き上げの兵士らしき個体も存在する。