曖昧さ回避
- 元々は関節技や寝技などを得意とする格闘家を指す。概要で解説。
- ソード・ワールド2.0の戦士系技能。本項で解説。
- アラド戦記に登場。本項で解説。
- メタルマックス2の敵キャラクター。グラップラー(メタルマックス)を参照。
概要
英語のgrappleが「組み付き」を意味するのが由来。
創作の世界における「グラップラー」は、板垣恵介の漫画作品『グラップラー刃牙』シリーズをはじめ、格闘家全般を指す事が多い。
また、ゲームなどで「グラップラー」という職業(クラス)が登場した場合も、いわゆる格闘家全般を指す事が多く、打撃技なども普通に使う場合がほとんどである。
なお厳密には打撃系格闘家(空手やボクシング等)は「ストライカー」が正しく、寝技系格闘家(柔道やレスリング等)であるグラップラーとは区別される(総合格闘技の世界では「どっちが得意か」程度の差でしかないが)。
「ソード・ワールド2.0」におけるグラップラー
戦士系技能。経験値テーブルA。
武器や防具に装備制限がある代わりに、パンチ・キック・リルドラケンの尻尾など、格闘カテゴリで片手武器扱いの攻撃方法を選択した場合は『追加攻撃』できる。
さらに効く相手は限られるものの、敵を『投げ攻撃』で転倒させ、命中力や回避力にペナルティを与える事も可能。
一撃の火力・防御力では他の近接戦士系技能に劣るが、行動バリエーションは多く、手数で総合的な火力を増やせるため、各プレイヤーによってプレイスタイルは分かれる所。
なお世界観として、極め技・絞め技などは
「対複数の戦闘において動きを止める技は忌避される」
「そもそも効かない魔物が多い」(人型の相手にしか効かない)
という点で発展しなかった、という背景がある(サプリメント『アルケミスト・ワークス』より)
『組み技』に当たるものは『投げ』ぐらいしかなく、あまりグラップルしないグラップラーと言えるかも知れない。