概要
機械式、クォーツ式、スプリングドライブという、時計の心臓部分である駆動装置を三種類全て製造することのできる世界唯一のブランドであり、国内のみならず国外にまで評価されているブランドである。
一度の死とその再生
導入当初はセイコーブランドの最上位モデルであったが、同社の高級腕時計であるクレドールとクオーツ式腕時計の普及を進める為に1970年代初頭に一度廃止されたが、1988年に高級クオーツ式腕時計として復活したものの、あまりにも出来の悪さから1993年に現在の主力ムーブメントとしてキャリバー9Fモデルが誕生した。1998年に専用ムーブメントとしてキャリバー9Sを採用した機械式も復活し、翌年には機械式とクオーツのハイブリッドモデルとしてスプリングドライブ(キャリバー9R)が採用された。
そして
2017年4月からスイスの高級腕時計ブランドに対抗する為にセイコーブランドから独立する形で商品展開される事となったが、販売元であるセイコーウォッチ全体としてはフラッグシップモデルという事には変わりは無い。そして2020年には誕生から60年を迎えた。
ブランドコンセプト
『最高の普通』と『実用腕時計の最高峰』を謡っており、目標からして日本企業的なブランドである。間違ってもこいつらと一緒にしてはいけない。
実績
スイスの時計コンクールにおいて、上位を独占したという記録を持ち日本の職人芸を世界に見せつけた変態企業の一角である。精度と信頼性という点においては、誇張抜きに世界最高レベルの腕時計ブランドであり、様々な点において古き良き日本的と言えるブランド。