概要
ロボット研究所にあるロボットの一つで、以前から傾いたロボットとして登場していたが、137幕「かたむきクッキング」で初出動となった。所長の言う通り腰のジョイントがグラグラで常に傾いており、酷い時には時計でいう7時にあたる部分ぐらいに傾いている。そしてなぜか腰の所に人工知能があり、まっすぐの時はまじめな性格だが、傾くと人工知能が曲がってしまい、性格が悪くなるという欠陥を持つ。頭には角と思われるパーツがあるが、実際は包丁である。(ちなみに両方とも肉切り包丁。)
劇中での活躍
放送作家の細坂が帝都テレビの「料理の達人」という番組のグラタン対決に出演させるロボットを紹介してほしいと頼むと唯一料理機能を持っているということで派遣される。しかし、電話中に「いっそ人間を皆殺しにしてやろうか」という暴言を吐いており、テレビ局に到着してからも「地球人なんてフケだ!」、さらに対戦相手の達川に対しても「5秒で殺せる」「お前の髭をちぎってドブに捨ててやる」等と暴言を吐く。しかし元に戻すとまともになる。そしてその原因が傾いた際に人工知能が曲がってしまい、性格も凶悪になってしまうという欠陥が発覚したため細坂が上半身を支えた状態で番組に出演することとなった。しかし、何度も傾いたままにしたせいでそのたびに達川に暴言を吐きまくり、その結果達川は何度も指を切ったり最終的には気絶してしまい結局彼の作品は完成せず、具なしで生焼け、血が混じっているというひどいものになってしまう。しかしなぜか審査員は全員彼の作品に票を入れる。収録終了後、細坂と話していた際にお辞儀をして傾いた際に「あれやらせだろ」と言ったことでやらせが発覚、この時の会話を録音し生放送中のスタジオに乗り込んで暴露しようとしたが細坂のカリスマドリーミングで取り押さえられる。しかし上半身を切り離して下半身だけで生放送中のニュース番組に乱入、この会話を流したため彼の行いが全てバレてしまい細坂は解雇されてしまう。因みにその後、細坂はロボットの部品工場でロボットの腰を固定するパーツを作っていた。
余談
初登場は第8幕でロボット研究所シリーズの初回である。傾きは段々と酷くなり、第8幕、第27幕では少し左に第45幕では直角に、第94幕ではとうとう直角を超え、そして初出動となる第137幕ではなぜかそれまでとは反対方向の右に傾いていた。その第137幕ではアホみたいなやつと外でうんこ踏んできたやつと一緒に紹介されたがどれもイヤと言われてしまった。