概要
もしかして:コバヤシ
「コバヤシくん」とは、青緑色の目をした、黒い体毛を持つねこのキャラクターである。
おやさい鬼9氏制作の「ねこのティーチくん」という作品に出てくるキャラクターで、通称コバたんとして親しまれている。
プロフィール
出演作品 | ねこのティーチくん |
---|---|
性別 | 男性 |
一人称 | ワタクシ、俺 |
年齢 | 34歳 |
特技 | ピアノを弾く事 |
好きなもの | チーズ(ゴルゴンゾーラ)、ワイン、葉巻の香り、高評価(いいね)、おばあちゃんからもらったトイピアノ |
嫌いなもの | 誹謗中傷、だだ |
コンプレックス | 昔のこと、視聴者にどう見られているか |
人物
知的で頭が回る人物で、目上の人やお客様には媚びを売るという性格を持ち、時には意味深な発言を行うといった、
どこか怪しげな雰囲気を纏うキャラクターである。
視聴者の前では一見上品な面を見せているように見えるが、
実際の所は素の言動や行動が荒く、よく中指を立てる事が特徴の一部となっている。
特に、初期の彼はティーチくんやサムくんの事を物のように扱っていた事から、
サムくんから強い憎しみを向けられており、「史上最低のクズ」とまでも呼ばれていた。
(しかし、ネタバレ防止の為詳細は省くが、ある時を境にやや性格が丸くなる)
一方、ティーチくんが風邪を引いた時はすぐにコンビニに向かおうとしたり、
ティーチくんが嫌いな模様替えを行ってしまった時にはすぐに直して落ち込む等、どこか憎めない面も存在する。
また、サムくんの書いた文字が間違っていた時、指摘するといった面もある。
一見強気そうな印象を持つように見えるが、実の所は作中の中でもかなり精神的に脆く、
229話で「誹謗中傷」を受けた際には喚き泣く等、泣き虫な一面を持つ。
その他
こちらもネタバレ防止の為、詳細は省くが、274話で飛び出た「コバたん」という発言から、
だだやファンからの愛称で「コバたん」と呼ばれている。
関連イラスト
関連楽曲
別名・表記ゆれ
ネタバレ
この先、本編の根幹に触れるネタバレの他、残酷な表現を含みます。
「ねこのティーチくん」本編未視聴の方は閲覧をお控えいただく事を推奨します。
143話「優しさなんかいらない」
初期のコバヤシくんは現在と性格がかなり異なっており、
過激で暴力的で残虐な物を視聴者にお届けするという考えや、
ティーチくんを道具として扱う行為の他、ラジカセを破壊する等、極めて悪質な行為が目立っていた。
だが、129話「クリスマス・スペシャル★ サンタさんを救え! 前編」を迎えてから、彼の心情に変化が訪れる。
ティーチくんがコバヤシくんを元気付ける為に自傷をしてしまった際も、やめてほしいと考える等、
以前の彼よりもかなり性格が丸くなっていた。それも、ティーチくんに「優しくなった」と思われる程に。
しかし、その優しさに嫌気が差してしまったのか、
スランプに押し潰されたコバヤシくんは、とうとう自分の頭に銃を向けてしまう。
「次なるワタクシに、ご期待ください」
彼がそう言い放った次の瞬間。
画面が暗転すると同時に鈍い銃声が鳴り響き、動画が終了した。
それを期に、再びコバヤシとしてやり直した時の性格が変わり始める。
(しかし、168話「タイトル変更のお知らせ」や193話「どうがのなかにいる」時点では、まだ初期の頃の片鱗が見える)
216話「おれはコバヤシくん」では、このような発言を残した。
「以前の俺に言ってやりてえな」
「ティーチは物でもねえし商品でもねえ」
「俺にとって相棒だ、ってな」
「アイツは馬鹿だが、いいヤツだよ」
エイリアンエナジー
元ネタは恐らく「モンスターエナジー」。
ファンに「コバたん」という愛称で親しまれるようになった理由の1つである。
ある事がきっかけで一人でチャンネルを支える事となった彼は、
不安とスランプが積もっていく。
それにより、274話「DRINK」では、「エイリアンエナジー」と書かれたドリンクを飲んでしまう。
様子のおかしい彼を見かねたティーチくんは、彼の様子を心配するが……
「視、聴、者、の、皆さァ~~~ん!!!!」
「今日はこのワタクシ、コバたんがスペシャルグレイトなダンスをお見せしまァす!!」
彼の様子は、普段の姿からは想像できないような、常軌を逸する姿となっていた。
そしてとうとう、277話「ておくれ」では、床一面にエイリアンエナジーの缶が散らばった状態となり……
「てんてけてーん!! 皆のアイドル、コバたんだよ~~~~~~!!」
「今日はァ、リクエストにお応えしてぇ、出血大サービスコーナ~~~~~~~!!」
「ワタクシって、演出も、体を張ったギャグもできるなんて、なんて天才なんでしょう!」
ここから先は、「ねこのティーチくん」本編のネタバレの中でも、
特に物語の根幹に触れるような、非常に重大な内容となっております。
また、生々しい表現等、かなり残酷な表現が含まれております。
「ねこのティーチくん」本編未視聴の方は、この先の閲覧を非推奨します。
彼の正体
368話「わたしを愛さないで」では、突如として彼の目の前にだだが現れる。
「ポチっとな」
だだがコバヤシの額に耳で触れると、響き渡る雑音と共に、彼の脳内にとある人物の記憶が流し込まれる。
『父様、やめて』
『雪江、私にはお前しかいないのだ』
『私の心を癒しておくれ!』
『いやああああっ!!!!!!』
「……なんだ、今のは」
そう、彼は過去の記憶を失っていたのだ。
この時、「コバヤシ」や「だだ」の元となった人物が「小林宏一郎」という事が明らかになる。
それと共に、「ブライアン」の正体が「雪江」だという事も判明する。
また、だだの発言に「乙女を奪っちゃって」という物がある事から、過去のコバヤシ(小林宏一郎)はあんなことやこんなことをしていた事が推測される。
また、この真実を知った後、彼は何者かに刺される。
そこにいたのは、ブライアンだった。
「ブライ……アン」
「あなたは……今度生き返っても、わたしの事全て忘れるよう、博士に……頼んだわ」
「ブライアン……いや、雪江……」
「私は、父として……何もかも、間違っていた……本当に、すまない……本当に……すまなかった……
許さなくてもいい……でも、私は、お前の事を……愛していたよ……雪、江……」
コバヤシが息絶えると、ブライアンはこう呟いた。
「もう二度と、わたしを、愛さないで……」