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CV:かぬか光明

データ

基本レベル11(種族レベル0+職業レベル11)
役職アルバイター(11巻開始時)
住居ドワーフ都市フェオ・ジュラ
属性中立(カルマ値:45)
種族レベル人間種のため、種族レベルなし
職業レベルウェポンスミス4lv、アーマースミス3lv、アイテムスミス3lv、ルーンスミス1lv
二つ名ルーン開発家

概要

アゼルリシア山脈に存在する、山小人(ドワーフ)の国で暮らしているドワーフ。今は失われているルーン技術の復活・再興を夢見ている。

人物像

一人称は「儂」。温厚で理性的な性格をしており、年長者としてアウラの事を心配したり、アインズの姿を見て驚いた後に警戒しながらも話を聞こうとする態度は、当のアインズから感心されている。

ルーン筆頭工匠であった父や祖父と比べると彼自身の技術は非常に劣っており、作中では「無能」「優れた父の出がらし」だと自嘲している。

それ故に、ルーン技師として大成し己より優れているドワーフ達がルーン技術の復活を諦めている事に加え、危険を冒してでも採掘に挑まない性根になってしまった事には、心を痛めている。

自分の理解者がいないせいで疎外感を味わっていたため、アインズがルーンに興味を持ってくれた時は、かなり長い話をしていた。

容姿

身長は140cm程。ビヤ樽を連想させる体格をしていて、短足である。

服装は、採掘作業用の軽歩兵が使う様な金属製のヘルメットと、丈夫で無骨なデザインの上下一体型の作業着を着ている。

この作業着の規格はドワーフの間でほぼ統一されていると思われるが、ゴンドは父親の形見であるマジックアイテムのマントを所有している(詳細は後述)。

アニメ公式Twitterで公開されたビジュアルはこちら

強さ

習得している職業(クラス)が生産職中心なのもあってか、レベルやステータスだけ見ればかなり低い

アインズはこれを、ゴンド自身のレベル限界値が低過ぎるためにこれ以上のレベルアップが見込めないのだと考えている。

もっとも、11レベルでも転移後の世界基準で見れば十分高く、冒険者で言えば銀(シルバー)級に相当する(10半ばと推測されるクライムが、ワンランク上の金(ゴールド)級に相当するため)。

そもそも力を使う職業に就いているため、王国の徴兵された兵士や衛兵程度の能力は上回るものと思われる。

装備

  • 不可視化のマント(仮称)

父親の形見のマジックアイテム。色は茶色。覆った部分を透明化出来る。

ゴンドはこれを使い、モンスターに襲われる危険性のある採掘を1人で行っていた。

作中の動向

祖父や父、そして祖先から続いていたルーン技術が歴史に消ゆくのを阻止せんと“ルーン技術者開発家”を名乗り、研究や研究費集めをしていた。

研究素材集めの一環で、山脈に眠る鉱石の1つ『白鉄鋼(ホワイトアイアン)』を採掘するために鉱夫として働いていた際、アインズやアウラと遭遇する。

上述の通り、才能が無いと分かった事でアインズから切り捨てられかけるが、ルーン技術について質問するアインズに長年溜め込んできた感情を爆発させて、その際に放った「祖先や父の技術を残したい」という言葉が、アインズの琴線に触れる。

その熱い思いはアインズ自身が追う夢(ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》を過去の遺物にしたくない)と同じであった事で意気投合。意外な形でアインズとある程度対等の立場で語り合える存在となった。

ドワーフの国がルーン技術に見切りを付け、工匠達を魔導国へ送り出すのを承諾した(もっとも摂政会は、アインズが工匠達を奴隷として扱うのではなく、正当な職人として引き抜く事を知った上で承諾した)事を知った際は流石に男泣きしたが、アインズの励ましを受けて国に対する心残りに整理をつけ、アインズが提示した資金面のサポートと全ルーン工匠の魔導国への引き抜きを「ルーン技術を不滅にするための代償が自分の魂なら安い」と快諾。

なお自身を必要としてくれたアインズや、ルーン技術の復活のためなら手段や方法を厭わない姿勢は、アインズをして豪胆だと苦笑されている。

戦争終結後は、アインズの要請で送別式典が行われた上で、他のルーン工匠達と共に国から旅立った。

ちなみにその際、国に残った他のドワーフ達から羨望の視線を受けたという。

ちなみに、ルーン技術を捨てた国に存在してももはや無駄だと判断し、王城から父親作成の武具とルーンの技術書をくすねたらしい。

余談

作者は彼の才能に関して、「何代も続いた優秀な血筋に生まれた才能のない人物で、ルーンが衰退した時もっと別の道を歩めば違ったんでしょうけど、そんなことは出来なかったわけです。哀れと見るか、仕方がないと見るかは人それぞれだと思います。ただ、キャラクターデータで職業を持っているように、必死に努力していたんだというのは覚えていてくれると嬉しいですね」と、11巻雑感にて語っている。

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