概要
ダイドー級軽巡洋艦では一番手を飾る。レアリティはSSR
大陸表記では「天狼星」。すなわち大犬座α星「シリウス」(Sirius)に由来し、ゲーム内ではその英語読みである「シリアス」となっている。真面目、深刻などのシリアス(serious)とは由来も異なる別ものである。
公式の紹介では
「ロイヤル所属、ダイドー級軽巡洋艦。メイド隊一の忠誠心を誇り、仕える相手のためなら自分の身を顧みず、天井知らずの献身っぷりは脱線しているように見えることも。戦闘全般は得意だが、メイドとしての能力は赤点ギリギリ程度。」
と紹介されている。
プロフィール
所属 | アズールレーン・ロイヤル |
---|---|
艦種 | 軽巡洋艦 |
身長 | 160cm前後(※) |
好きなもの・こと | 誇らしきご主人様に仕えること パンプキンパイ |
苦手なもの・こと | 精密作業 自分の失敗 |
一人称 | シリアス |
趣味 | ご奉仕 |
特技 | SP防衛術 |
担当声優 | 青木瑠璃子 |
イラスト | KIn |
(※)アニメ版の設定画より。
容姿
白系のボブヘア(ピンク系の色で陰影が表現される)に赤い瞳、身の丈ほどの大きな剣を携えているのが特徴。
通常衣装では裾丈が短めのメイド服(エプロンドレス)を着用し、白いサイハイソックスにヒールが高めのストラップシューズを履いている。ソックスに付いたリボンやヒール部分などに赤い色がアクセントとして配置されている。
胸元が大きく開いた衣装も相まって、胸部装甲はかなり豊かであることがわかる。
性格
生真面目で包容力のある人物。
指揮官を「誇り高きご主人様」と呼び、忠誠心は非常に高い。失望ボイスでも「少し残念になったご主人様」で済まし、敬愛の念は変わらない。
また、「男女の『まぐわい』ということにご興味が……?」「この卑しきメイドに罰をくださいませ」などギリギリのセリフも多いものの、忠誠心の高さからたまたまそういう言い方になっているだけなのか、指揮官への熱烈な愛情から自覚的に発しているのかは微妙なところ。
後述するように戦闘力は高く、それを活かした身辺警護に関しては他のロイヤルメイドやメイド長・ベルファストからも一目置かれる存在である。
一方、本業であるメイドとしての能力は低い。例えば料理に関して言えば、ベルファスト等とは違って満足いくものを出せておらず、休憩時の紅茶と軽食も自分で用意するのではなく「手配」(※クレープを「やき…」と言いかけてから「焼いてもらった」と訂正するなど)せざるを得ない様子。さらに「自分の料理が美味しくないからといって、食事そのものを摂らないというのはやめてほしい」という趣旨のセリフがあり、指揮官も不摂生になっているようである。
なお、公式バレンタインでの描写も踏まえると所謂"基本が成ってないのに変なアレンジに走る"といった典型的なメシマズパターンに入る様であり、的外れなアドバイスをそのまま受け取ってチョコに爆雷を入れる(しかも揚げている)といった当人の天然っぷりが所以と思われる。
加えてキャラストーリーでは当初「掃除はどこからやればいいか分からない(待機セリフでも「お掃除」と聞いて「戦闘」と受け取るような描写がある)」、「お茶は煎れたことがない」といった具合であり、メイドとしての指導を受けるまでその手の教育すらされていなかった模様(フォローしておくと、そもそも本作におけるメイド隊は固定当番制なので、する必要もないと思われていたのかもしれない)。
といっても失敗ばかりというわけでもなく、ロードアートやケッコンスキンではフォーミダブルの髪をとかしたり、ドヤ顔で茶芸師のように紅茶を入れていたりもする。
逆に考えると、素質も致命的な上、教育も完全な体制と言えない中で、努力で「赤点ギリギリ」が取れているということの良さを認めるべきことなのかもしれない。
能力
「戦闘全般は得意」と紹介が付くだけあり、戦闘能力は高い水準を誇る。
コンシューマゲーム「クロスウェーブ」でも不利な状況であってもセイレーンへと果敢に挑んだり、吾妻の演習風景をひと目見ただけでその戦闘力や適性を考察する姿が描写されるなど、実力だけでなく精神・知識面においても非常に有能。
ゲーム内性能としては「防空巡洋艦」の名を冠するだけあり、高い対空値を持つ。対空が弱点になりやすいロイヤル勢の中においてはありがたい特性。
ただ彼女一人に対空を任せられるほど飛びぬけて高い訳では無いので、ロイヤル艦隊の弱点を完全にカバーできるほどではない。
スキル
- 「誇らしき青星の印」
シリアスの最大の特徴とも言える、強力なバフスキル。
「同じ艦隊の正規空母・軽空母の航空を最大10%、敵駆逐・軽巡・重巡への命中率を最大7.0%アップさせる」
「同じ艦隊の正規空母・軽空母1隻につき、自身の火力・雷装・装填を最大7%アップする」
見ての通り空母系を多く編成すればするほど効果が累積するもので、自身は最大で21%もの火力アップを望める。
そしてこの手の他のスキルと違って編成する陣営を問わないので、ロイヤル艦隊に組み込まなくとも、空母さえいれば常に同じ効果を発揮できる。
さらに、同じくこの手の他のスキルと違って自身の生存が条件に含まれていないので、たとえシリアスが撃沈された後でも、空母に対するバフの効果は続く。
- 砲火制圧
「自身の火力を最大20%アップする」
無条件で火力アップする汎用性の高いスキル。
シリアスは元々主砲補正の方が高めなステータス調整である事に加え、「誇らしき青星の印」での火力バフも併せると非常に砲火力が高くなる。
惜しむらくはシリアス自身が副砲ではなく魚雷を搭載するタイプの軽巡である事だが、それを加味しても軽巡トップクラスの砲火力になる。
- 全弾発射-シリアスⅠ(Ⅱ)
前衛共通の全弾発射スキル。
姉妹艦はまだ誰も実装されていないが、「ロイヤルダイドー級」ではないので、彼女の固有の全弾発射の模様。アイコンも彼女の顔が描いてある。
2キャラ分程度の上下幅を持った「く」の字の弾幕展開を一斉に前方に投射する。弾は若干収束しつつ全てまっすぐ前方に飛ぶため、上下に対する面制圧力は無いが、シリアスへの前方へのダメージ貫通力は高い。
余談
- その大きな胸部装甲からか、名前はシリでアスなのにも関わらず、アダルトなイラストの大半は胸部装甲をメインに使用するイラストが多い模様。
- 実装直後はタッチ2(おっぱい付近をつついた時のセリフ)で「夜伽をご所望でしたら」と割とダイレクトな事を言っていたが、割とすぐにメンテで変更され、単に「シリアスをご所望でしたら」になった。ただしドックの詳細画面でつついた時に「男女のまぐわい」等と言う方は修正されていない模様。
- 元ネタの艦船としては日本ではよほどの海外軍艦マニアでもない限り知名度のほとんどないマイナーな存在だったと思われるが、実に扇情的なそのキャラクター性からかじわじわと人気を得ていき、そして2019年に行われた“アズールレーン人気投票”においてはあの日本では知名度抜群なはずの長門を含む他の有名キャラ達を押しのけて栄えある第1位の座を獲得した。
- なおこの人気投票は各キャラの担当絵師による「〇〇が予選突破したら××な絵を描きます!」等と言った好色選挙法違反が乱発したとして問題(?)になっていたのだが…シリアスは予選突破する前に脱いだ。ユーザー的には「いいぞもっとやれ」でしかなかった事、シリアスは元々そういう先走るキャラでイメージ通りな事、脱がなくても予選突破確実と見られていた事から特に問題視されてはいないが。
- その人気を反映してか、2019年のYostarブースでは案内係にも抜擢されている。当人のキャラを活かして、逆にミスを取ることでコミケのルールを説明するなど、案内係としては割と適役なところ。
- なお、ちなみにメイドになったのは、シリアスが自己申告で志願した為という裏設定もある様で、最初からメイドだったわけではない様子。それでも、辛うじて入っている所が奉仕とは程遠い警備担当だったことを考えると……。
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