概要
作中世界の基本的なメカニックの総称。
「振動発熱素子を分子レベルで構造体に添加し、稼動することで生まれた振動を熱量に変換・増幅してエネルギーとして利用する」という架空の動力機関である『シルエットエンジン』によって稼働する。基本的な動力理論的にはオーバーマンと同じ。
動力(エンジン)と外装(シルエット)が一体化された機械装置になっており、現実におけ自動車と同じような感覚で広く利用されている。外装がそのまま動力(動力源+駆動系)になっているためエンジン部分が存在せず、たとえ人型シルエットマシンが胴体を真っ二つにされても上半身だけで動き回る事ができる。
エンジンを稼働させている時は全体が熱を持って暖かくなるようで、特にツンドラ地帯などの苛酷な環境下での移動手段として、また各種動力として作中世界では必要不可欠な機材となっている。
形状は人型だけでなく、足の生えた乗物(「ホロ付き軽トラ」のような庶民の足レベルで社会に浸透している)や球形バルーンタイヤを履いた自動車やスクーターなど様々。この自動車やスクーターもシルエットマシンの一種で、自動的にタイヤを変形させることで、ぬかるんだ泥道を疾走したり階段を上るなど、かなりの悪路でも走破できる能力を持つ。
都市ユニットそのものや、ユニットを運搬したり土木工事などを行う特に大型のものを『シルエットマンモス』と呼ぶ。
作中で特に名称の付いたシルエットマシンは戦闘用のものが殆どである。