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概要
シルバー事件とは、1999年にグラスホッパー・マニファクチュアが発売したPS用アドベンチャーゲーム。
スタイリッシュな演出、独特の世界観、強烈な個性を持った登場人物たちや、台詞回し、型破りで時には不条理なまでのストーリー展開が、灰汁の強い魅力となっているカルト的人気を誇る作品。
プレイヤーの分身たる警察官の主人公の視点で進む“事件発現編”「Transmitter」と、
フリーライターのモリシマトキオの視点で進む“事件解析編”「Placebo」の二編からなる。
前者が本筋で、後者は前者を別の視点から考察するような構成になっている。
ファミ通文庫からノベライズ版『case#4.5』が刊行されている。
2008年からはゲームアーカイブスで配信が開始された。
2016年にはPC向けに日本語・英語両対応したHDリマスター版『The Silver Case』がSteam/PLAYISM/GOG/Humble Storeでダウンロード発売された
2005年には続編『シルバー事件25区』が携帯用アプリとして配信された。現在は配信終了。
2018年3月15日、HDリマスターおよび『シルバー事件25区』のフルリメイクが同梱された「シルバー2425」がPlaystation4/Windows(Steam)/Nintendo Switchにて発売。販売元は日本一ソフトウェア(Win版はNIS America)。シルバー事件25区には追加シナリオと新規イラストが用意されている。
最大の特徴である「フィルム・ウィンドウ」と命名された演出は、テキスト、イラスト、CGムービー、時には実写映像などの情報を表示した複数のウインドウを一画面中に混在させる形式で、斬新かつスタイリッシュに展開される。
ウィンドウが表示される背景もシナリオ毎にデザインが異なり、ほとんどの場面でアニメーションし続ける。これらの背景は流れている音楽のリズムにあわせ、動き方や表示速度が変わるという演出がなされている。
正直なところ、説明されてもあまりピンとこないであろうが、触れればその斬新さはわかると思われる。
ストーリー
カントウ国家経済行政特別自治区「24区」は、環境から住人にいたるまで、すべてが計画的に作り上げられた都市である。だが24区内では経済格差と情報格差が生じ、犯罪発生件数は著しく増加している。
1999年、謎の連続猟奇殺人発生。
24署凶悪犯罪課の刑事たちは、ある犯人像──20年前に発生した「シルバー事件」において政府の要人たちを次々と暗殺したと言われている伝説の殺人鬼・ウエハラ カムイに行きあたる。
だがカムイの実像を知るものは誰もいない。
果たしてカムイは復活したのか? そして、伝説の殺人鬼・カムイとは何者だったのか?
幾多の事件は『シルバー事件』へと回帰する。
外部リンク
関連タグ
ムーンライトシンドローム: 同一世界の物語
トワイライトシンドローム:ムーンライトシンドロームと繋がりつつもパラレルと見られる作品。…なのだが、当作の出来事がムーンライトシンドロームの冒頭で語られており、少なくともシルバー事件の世界観でもトワイライトシンドロームで起こった怪異が存在する可能性がある。
Kill the past
過去ヲ殺セ