XBOX360とPS3両機種に向けて発売されたアクションゲーム。
開発はグラスホッパー・マニファクチュア、販売は角川ゲームス(外国での販売元はワーナーブラザーズのゲーム部門)。
世界で同時発売され、ゲームの性質上、日本よりも外国で売れたらしく、日本以外での売り上げが6倍以上だったとされる。世界での累計販売本数が100万本超を記録した。
尚、シナリオには後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で監督を務めるジェームズ・ガンが参加している。
2024年9月26日(Steam版は12日)にシステムの改良とバランス調整が行われたリメイク版『Lollipop Chainsaw RePOP』が発売予定。
ゲームの内容
三人称視点の3Dアクションゲーム。ゾンビハンター一家の次女、ジュリエットが愛用のチェーンソーとチアリーディングを応用した体術で、時にはニックの力を借りながらも、ゾンビをバッタバッタと薙ぎ倒していく。ホラーの部類には入るものの、その実態はアクの強いキャラクターたちがブッ飛んだ言動でブラックユーモアを撒き散らすスプラッタバカゲー。
キュートでセクシーなジュリエットと、いろいろあってちょっと風変わりな外見になってしまったニックの掛け合いを聞きながら、並み居るゾンビをザクザクとバラしていくというシンプルなつくりだが、敵味方を問わず強烈なキャラクターが次々と登場するストーリーは明後日の方向に刺激的。
詳しい説明は公式サイトを参照していただきたい。
ストーリー
アメリカ西部のマンモス校、サン・ロメロ・ハイスクールに通うジュリエットは、チアリーディングを愛する模範的な生徒。目下の悩みは、大好きなロリポップキャンディーのせいで体重が増えたことと、付き合いはじめたボーイフレンドのニックに、死霊を天国へと導くゾンビハンターの家系に生まれたことをどう説明したものかということ。
そんなある日の朝、ニックとの待ち合わせに遅刻気味で自転車を飛ばすジュリエットの前にゾンビの群れが現れる。その日は奇しくもジュリエットの18歳の誕生日。最悪のバースデーにご機嫌ナナメのジュリエットは、鞄からチェーンソーを取り出すと、愛するニックを探してゾンビの巣窟と化した学校へ突入する!
登場キャラ
スターリング家と協力者
- ジュリエット・スターリング(CV:日笠陽子(PS3)、喜多村英梨(Xbox 360版)、田村ゆかり(リメイク版)
- ニック・カーライル(CV:鈴村健一)
- ジュンジ・モリカワ(CV:島田敏)
- コーディリア・スターリング(CV:浅野まゆみ)
- ロザリンド・スターリング(CV:伊瀬茉莉也)
『闇の呼び声』と喚び出した元凶
- スワン(CV:岡本信彦)
- ゼッド
- ビッケ
- マリスカ
- ジョーズィー
- ルイス・レジェンド
その他色々
音声は英語と日本語を切り替え可能。ちなみにジュリエットの日本語音声はPS3版では日笠陽子が、XBOX360版では喜多村英梨が務めるダブルキャスト。
日本ではCEROのバージョン違い2種類(D指定の通常版と、Z指定の限定版)が発売されている。
D指定の通常版では、血肉が迸る残虐描写を「KIRA KIRA VER.」(血しぶきが文字通りのキラキラエフェクトに変換する)で表現することで見た目をマイルドにしており、それはそれでちょっとオカシイ本作の世界観に拍車をかけている。Z指定の限定版はザクザク斬れる海外版仕様「ZAKU ZAKU VER.」も搭載されているため、公式サイトでは18歳未満の立ち入りを一部禁止している。
ノーマルコスチューム以外に『魔乳秘剣帖』、『デッドマン・ワンダーランド』、『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』、『これはゾンビですか?』とコラボレートした衣装を実装している。対象のゾンビを倒し、入手できるメダルを集めてそれと引き換えにコスチュームが手に入る。
リメイク版は権利の都合上、削除されている。
pixivにおいて
9割がた主人公か、そのコスチュームを着た人の気がするが、一応敵とか脇役のイラストも存在する。ちなみにR-18とR-18Gは2割以下の模様。