ジャティス=ロウファン
じゃてぃすろうふぁん
CV:鈴木達央
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』に登場する人物。
かつてアルザーノ帝国宮廷魔導士団特務分室の執行官ナンバー11”正義”の席にいた青年。
灰色の髪と色白の肌、酷薄さを際立たせる攻撃的な美貌を持つ長身痩躯の見た目を持つ。
卓越した錬金術師ではあるが、在籍当時から苛烈な言動と独善的な信念を持ち、自らが『悪』と判断した人物・組織であれば、犯罪者でなくとも容赦なく抹殺する危険人物でもある。彼にとって重要なのは、「『正義』が正しく執行され、『悪』が滅びるか否か」であり、そのためならば自分の命すらもどうでもよいとさえ思っている狂人。
しかし、「天の智慧研究会」に対する敵意は本物であり、彼らのことは「下劣で下賤なクズ共」と呼んで嫌っている。
本編開始の2年ほど前、任務の最中に帝国王家の真実を知り研究会から勧誘を受け「禁忌教典(アカシックレコード)」の存在に触れるが、自身の正義への侮辱ととらえ激怒、自身の「絶対正義」をさらに狂信するようになった。その後、「禁忌教典」の全知全能の力を使ってこの世の全ての悪を滅ぼすことを決意しアルザーノ帝国から離反。追手を次々に返り討ちにして殺害し、その後に「天使の塵」を悪用した最悪のテロ事件を仕掛けて帝国を震撼させるも、グレンと激戦の末に敗北し死亡と認定された。
だが、実際には死亡を偽装としており、1年ほどの潜伏期間を経て活動を再開。
魔術講師へと転職していたグレンの前に再び現れ、彼を翻弄していく。
元同僚で、因縁の相手。軍属時代は彼のことを「つまらない男」と評していたが、ある任務で彼の信念を崩そうと試した際、自分の目論見を崩したことから評価を改め、倒すべき相手として強い執着を持つようになった。グレンの側からは軍属時代から嫌われており、特にセラを殺した上システィーナ達まで巻き込み傷つけたことから明確に敵視されている。
元上司。イヴは彼が後に大きな事件を引き起こすのではないかと危惧し、特務分室から追い出そうと考えていた程に用心していた。「フェジテ最悪の三日間」では彼に左腕を傷つけられただけでなく、自身の精神的な歪みを指摘された。また、彼女もセラを殺されたことで、グレンと同様にジャティスに憎悪を抱いている。
元同僚。味方だった頃から彼女の風の魔術の使い手としての技量を最高峰と評価すると共に、自身の得意とする魔術(後述)との相性の悪さから警戒しており、その事もあって帝国から離反した際、自分の追手としてグレンと共に現れた彼女を最優先に狙い撃ちして殺害した。
- その他特務分室メンバー
追手として差し向けられた3名を各個撃破により殺害し、テロを起こした際にも対抗手段として配備された2名を自身に擬態させた人工精霊だけで殺害した。セラも含めば6名の凄腕執行官を手にかけていることになり、彼の危険性がどれほどのものかを物語っている。
かつて宮廷魔導士団に所属していただけのことはあり、高い戦闘能力を持つ。記録上の位階は第五階梯。
卓越した錬金術師であり、戦闘では手袋に仕込んだ疑似霊素粒子粉末を利用した人工精霊召喚術を使用する。また、後述の固有魔術の応用力も彼の武器である。また格闘術として、グレンやリィエルをも圧倒するほどの白兵戦能力も発揮できる。
- 人工精霊(タルパ)
ジャティスの十八番とも言える技。「等価対応の原則」を逆手に取り、魔薬でトランス状態に陥ることで深層意識に暗示認識させ、人工的に神や悪魔、精霊を生み出させるという禁呪に近い錬金術の奥義。呪文詠唱による術ではないため、グレンの【愚者の世界】では封じることができないが、媒介である疑似霊素粒子粉末を霧散させることが可能な風の魔術と相性が悪い。
- ユースティアの天秤
ジャティスが編み出した固有魔術。数秘術を利用することで、自分の目に映るあらゆる事象・現象・具象を数値化・数式化して取得し、未来予知に近い行動予測ができる。また、人間の脳内電気信号と生体化学反応すら数値化し、意思や感情すら数式に当てはめることが出来るため、自由意志まで含めた行動予測も可能。ただし、たまに「人の強き意志」によって覆される場合がある(特にグレンを含む特務分室のメンバー)。
- 見えざる神の剣(スコトーマ・セイバー)
人工精霊による不可視の罠。「ユースティアの天秤」による予測と組み合わせることで、一歩も動かずに相手にダメージを与える
- 帝国式軍隊格闘術
アルザーノ帝国軍の軍人が身につけている実戦向けの格闘術。5巻では、(油断していたとはいえ)グレンを圧倒する程の腕前を見せた。
- 天使の塵(エンジェル・ダスト)
錬金術の悪夢ともいわれる最悪の魔薬。投与されれば確実に廃人となり、投与者の思うがままに動く生ける屍と化す。定期的な投与を行わなかった場合や末期状態では中毒症状により全身が崩壊して死に至る。
製法が後世に残らないように関連資料は帝国により徹底的に駆逐廃棄されたが、ジャティスの記憶には完全な形で残っており、彼はこの魔薬で100をゆうに超える犠牲者を出している。
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