概要
深海にすむタコの一種。
頭に耳のようなヒレがあり、これが泳ぐ時の推進力となる。その姿がダンボを連想させることから海外ではダンボオクトパスと呼ばれている。
名前の由来は方向転換の際、逆時計回りに十文字を切るような姿勢をとることから。
深海棲のため生態については不明なことも多く、そのためか一部書籍やテレビではよく似たメンダコ科のオオクラゲダコの別名とされていることもあるが別種である。(ダンボオクトパスはオオクラゲダコを指すこともある)
かつてはジュウモンジダコはジュウモンジダコ科という、メンダコ科とは別の科とされていたが、その後の研究でメンダコの近縁種という事が判明した。
またそれまでジュウモンジダコの一種と思われていたヒカリジュウモンジダコは全く別の種類ということが判明、ジュウモンジダコはメンダコ科、ヒカリジュウモンジダコはジュウモンジダコ科という紛らわしいことになった。
墨袋を持たない代わりに天敵から身を守るために体の大きさを変えたり、色素胞を持つために体の色を保護色として変色させたり、或いは海底の色と同じ色にしている。