概要
ノアの方舟サーカスのまとめ役。 演目は道化師。
特徴的な京言葉で話し、ショーでは主に司会を担当している。
まとめ役ではあるが団長ではなく、本人曰く“雇われ店長みたいなもの”とのこと。
サーカス団のメンバーに芸名を付けたのは彼である。
容姿
生まれつき右腕が無く、骨のような義手を付けている。
オレンジ色の後ろ髪はヘアピンでとめており、襟足には薄いオレンジ色のエクステをつけている。
顔の化粧は自分で施しているもの。
黄色いリボンにフリルのシャツ、菱形の格子模様のベストを着用している。
生い立ち
※以下ネタバレ
ジョーカーは、自分たちを貧民街から救い貧救院(ワークハウス)に迎え入れ、義肢を与え育ててくれたケルヴィン男爵を「お父様」と呼び、尽くしていた。
例えケルヴィンが誤った道を歩んでいたとしても——…
英国の子供たちの誘拐疑惑がかけられているケルヴィン邸に突撃したシエルとセバスチャンを、ジョーカーはケルヴィンとともに"特別な客人"として迎え入れる。
ケルヴィンは5年前のパーティーでシエルとヴィンセントに挨拶したことがきっかけで、ファントムハイヴ家の魅力に取り憑かれる。
彼らに近づきたい気持ちから美への執着がエスカレートしたケルヴィンは、自らの顔面だけでなく、全身の整形手術まで手をつけるようになった。その美意識の一環として、ジョーカー達にも義肢を与えるようになったのだ。
3年前、シエルの黒ミサが実行される際、ケルヴィンは両脚を切断した手術のダウンタイム中であった。這ってでも黒ミサ会場へ向かいたがるケルヴィンを、ジョーカーは止めていた。
それが心残りであったケルヴィンは、ケルヴィン邸の地下に黒ミサ会場を再現しており、当時と同様の再現をすべく、シエルたちを案内する。
自らのトラウマがフラッシュバックし、シエルはケルヴィンを撃つ。
父親代わりであったケルヴィンを撃たれ、ジョーカーは義手に仕込んでいたナイフでシエルに襲いかかるものの、セバスチャンにナイフを握っていた左腕を切り落とされ、戦闘不能となる。
自分の命の恩人であるケルヴィンの助命を乞うが、ケルヴィンは死亡。
さらに、サーカス団で医師であり義肢の開発をしてくれていた先生(ケルヴィンの整形手術も行っていた)の本性と、義肢の原料は自分たちが誘拐したのち、無惨に殺された子供たちの骨であったことが明かされ、絶望のうちに出血多量で死亡。
ウィルの審査情報には
娼婦カレン・テイラーの息子
本名記載なし
1863年4月2日生まれ
1889年2月9日出血多量により死亡
と記されていた。